先を越されたか・・・
最近、とある酒屋さんが営業に来られました。
もちろんお酒の売込みです。
来られたのは日曜の夜。
偶然、予約営業をしているときに来たのかと思えば
「私のブログを見て
日曜の営業の時なら、時間を作ってもらえるかと思って」
との事。なかなか気合が入っています。
そのとき私はいませんでしたが、父に話を聞いてもらい、数本冷酒を置いて帰ったそうです。
それからというもの、不思議と父がカウンターでその置いていった2種類のお酒を勧めるのです。
どういうことかな?と不思議に思っていました。確かに美味いのは美味い酒でしたが。
今日、そのお酒屋さんが3回目の注文を受けてお酒を持ってきました。
2種類で計5本ですが、快く持ってきてくれます。
私とは今日が初対面ですが、いきなり
「ブログ拝見しております」
といってくれて、恥ずかしがりながら
「ありがとうございます」
といった次の言葉に驚きました。
酒屋「あなたが変わらないといけないということで、営業に出たと言う話を読んで、私もやってみようと思いまして」
ときました。まさか私が営業しているのに感化されて見習った人がいるとは!
正直驚きました。
私「そうですか。で、調子はどうですか?」
酒屋「お酒の味には自信のあるものだけをもって出ています。そして自分が行ってみたいと思う店にトライしてみると、意外といけます。そうそう儲かるものではないですが・・・」
という事。
なるほど。発想の転換かもしれないです。自分の行きたい店に、自分の美味いと思う酒を置く。確かに理にかなっているように思います。
そして父がこのお酒を勧める意味がわかりました。
営業に来て、買ったお酒のものが良く、値段的にも妥当で気に入ったとします。
次にお客さんに
「冷酒は何がありますか?」
と聞かれると
「これこれこうで、こんなのが入ってますが」
と「ポロっ」と出てしまうのです。
要は数あるお酒の中でもその酒がいろんな過程も含めて印象に残っているのです。営業とはこうしたものかと感じました。つまり印象を残すこと。
しかもその酒屋さん。冷酒をクーラーボックスに入れて大事そうに抱えてくるのです。
品質を変えない努力。そして姿勢。それを見せれるだけでもプラスだなと感心いたしました。
それを見て私ももっともっとフットワークをよくしないと
「自分より頑張っている人がいるんだから」
と思い直した次第であります。
伊予三島のお酒 「森の翠」
純米大吟醸のいい酒です。
ありがとうございます。
私共が、惚れた日本酒です。
きよみず様で、使っていただけることに感謝いたします。
しっかり造ったお酒だから、分かっていただける方に飲んでいただきたい、そんな願いを込めた日本酒です。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: nada | 2006年9月27日 (水) 19時15分
こちらこそお世話になります。
見ていらしてくれたんですね。
この話、美談であったと好評でした。
今後ともお互いに頑張っていきましょう。
よろしくお願いします。
投稿: takumi | 2006年9月27日 (水) 21時40分