水族館
お子様連れのお客様がおみえになりました。
恐らくお子さんは上の子が小学1年。下の子は3~4歳じゃないかと思います。
私の得意料理お子様ランチを注文され、それを食べた後、うちの従業員に連れられて、カウンターのほうにやって来ました。
そして
「お魚を見せてください」
といいます。
料理は出し終わっていましたし、調理場も落ち着いていましたから
「どうぞ。こっちに入って」
と調理場の水槽の前まで案内しました。
するとやはり子供です。
水槽の中の魚を見る目が輝いています。
私がふぐを指差し
「これ何かわかる?」
と聞くと
「わからん」
というから
「ふぐよ」
と教えてあげると
「これは?」
と鯵を指差します。
「それは鯵よ」
というと
「ぼく食べたことある」
とか言っています。
そういえば私も昔は店の水槽の前に立ち
「あれは何?これは何?」
とやったものです。そんな子供のころの懐かしい光景を思い出しながら、その2人の子供を眺めていました。
そのうち、うちの子もこんな感じで水槽を眺めて
「あーだ、こーだ」
言い出すのかなと思うとなんだか嬉しくなりました。
2人の子供は楽しそうに調理場をあとにし、両親に連れられて帰っていきました。
両親も
「お世話になりました」
と喜ばれていたようで、何よりでした。
これはうちの子です。-
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