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2006年12月28日 (木)

ノルマ

本日の一番大きな課題は、くわいを700個松笠にむくこと。

まず、泥だらけのくわいをきれいにたわしで洗い、

それを六角形に剥きます。

六角の角を一つ飛ばしに(言っても分かりにくいですよね)

切込みを入れていって、いわゆる松ぼっくりの形にしていきます。

洗う作業をのけて、六角に剥き、切込みを入れて、どんなに急いでしても1個1分30秒。

ざっと計算して17時間ほど。1人ですればの話です。

到底そんなことできるわけもありませんから、4~5人でやっていくのですが、途中、いろんな仕事があり、そればかりに専念できるわけではありません。

ということで朝、9時に始めて、出来上がったのが夜11時。

目は凝視のせいで真っ赤に充血して、顔は明らかにやつれています。

しかし、その達成感は大きいのも事実です。

本来ならビールかけでもしたいくらいですが、これからが本番ですから、ここで燃え尽きるわけにはいけません。

どちらにしてもこれからがスタートです。

2006年12月27日 (水)

今年も

無事、営業を終えることが出来ました。

他店より少々早めの営業終了ですが、来るおせち料理に万全を尽くすべく、こうしてゆとりある日程を組んでいます。

明日からは仕込みの仕上げ段階です。

ここがしっかり、丁寧に仕事ができているかどうかによって、

料理の出来の良し悪しが決定します。

やはり焦って作った料理は、それなりになってしまいますから、慌てないで、じっくり作り上げることが出来る状況を作ることが大切なんだと考えています。

泣いても笑っても後わずか。

正念入れて頑張ります。

ケーキ狂い

毎日ケーキです。

クリスマスケーキの残りをいまだに食べています。

一向になくならないお付き合いで買ったケーキ。

毎日食べていると食べるのが当たり前のようになって

「今日はいつ頃、切ってくれるかな?」

なんて思い出すから不思議なものです。

しかし、これ一切れがご飯二膳分くらいのカロリーがあるわけですから、痩せるわけないですよね。

7年程前、1人でヨーロッパをさまよったことがあります。

言葉わからず、食い物分からずで歩き回り、明らかに痩せてきたと感じた時、

お菓子の都ウィーンに到着。

ケーキの有名なカフェを片っ端から歩き回り、記念にとばかりに食い漁り

「ホテルザッハーのザッハトルテも日本人の口にはあわねぇ」

なんて悪口を言いながら、外国特有のメチャクチャ甘いケーキを毎日3~4個食べつづけました。

滞在期間5日間。食べたケーキは16種類。

痩せたはずがリバウンドしてさらに5キロ増えてました!

そんな日々を彷彿させるような今年のクリスマス。

でも好きだから仕方がない。

しかも今日はル・トワルージュさん(http://www.letoitrouge.jp/index.html)が

「暮れで大変でしょうから、差し入れです」

といって名物ロックシューを差し入れてくれました。

すぐさまみんなでいただきました。

さすがにうまい。

しかし、このままでは身体はとことん疲れているのに、ブクブク太っていくと、正反対の現象が起こりそうです。

2006年12月25日 (月)

乗馬

夫婦のお客さんがいらっしゃいました。

何でも奥さんのほうは乗馬が趣味だそうで、実は以前、私も、母も乗馬には興味があったものですから

つい、根掘り葉掘り聞いてしまいました。

  • いったいいくらくらいかかるものか?
  • どんなことをするのか?
  • 時間はどれくらいの間乗っているのか?
  • 運動になるのか?

です。

中でも一番興味があったのは最後の部分。

乗馬は全身運動で、痩身にも効果があるということを聞いたことがありましたから。

それに最近では、大手家電メーカーから乗馬をヒントにした

運動マシ-ンも登場しているくらいだから、これはいい情報がと思いました。

しかし、不思議なことに失礼ですが、奥様を見る限り、あんまり効果はなさそう。

結構ふくよかでらっしゃいます。

「そうか、趣味といっても月に1回くらいしか通ってないんじゃないかな?それじゃ痩せないだろう」

と思い

「どれくらいの割合で、馬に乗ってるんですか?」

と聞くと

「毎日です」

「・・・・」(予想外)

毎日か・・・ まさか痩身情報は嘘か!

家電メーカーの作ったあの機械は何なんだ!

と不思議に思っていたところ、となりにいらっしゃったご主人が

「乗馬をはじめて8年になりますが、これが痩せたのをみたことはありません」

と真剣に言います。そして

「乗馬に通うたびに、重い妻を乗せて歩かされる馬が痩せているという話です」

「・・・・」

これ、笑っていいんでしょうか?

そら、馬も大変だ。続けてご主人。

「しかも、飛んだり跳ねたり。障害を越えたりしろってんだから、全く気の毒な馬だ」

とひどい言い様です。

でも、言い返さない奥さんを見ると真実のようです。

皆さん、乗馬では痩せません。

2006年12月24日 (日)

違反者講習

5年振りの免許の更新がありました。
気付きましたか?
前回は優良者講習だったってことです。
あれは2年まえ。忌わしい出来事でした。
日曜日の午後、お客さんとゴルフに行き、ベストスコアを出した帰り道、すきすきの道を軽快に走っていると、前方に変な旗をふる人影が…
「なんやあれ?」
と思った瞬間、顔が青ざめていくのを感じました。
旗振りの正体は警察官。
打たれてたんですね。スピードガン。
今でもはっきりと覚えてます。
警察の用意したバスみたいな取り調べ室に入れられて、説教をされるのです。
嫌な出来事を忘れかけていた頃、免許の書替え。
優良者が30分の講習時間に対し、我々違反者は2時間。
残酷なビデオを延々と見せられうんざり。
やはり交通法規は守るべきですね。
肝に命じて次回の更新を迎えたいと思います。

続・取材

取材依頼の本番がありました。
雑誌の編集記者は広島からはるばるやってきました。
この時期に「春野菜を使った料理」という事で少々無理がありましたが、このご時世。何とでもなるもんです。日本のどこかでは作ってるもんです。
八百屋が完璧に集めてくれました。
しかし、身体は冬を感じてるのに、料理は春ってのは厳しいんですよね。
こういう時、板前は感性で料理を作ってるんだなと感じますね。
板前同士
「見つめあってください」
なんて言うシーンもありまして、これはちと厳しい。
発刊は一月末だそうです。
いい写真が撮れてたらうれしいです。

2006年12月22日 (金)

ヒレ酒

寒くなってくると日本酒の燗がおいしくなってきますよね。

中でもふぐのひれで作る「ヒレ酒」なんかたまりませんよね。

あの香ばしい香りと、それだけでも飲める味があまり飲めない私でも

「どうしても飲みたい」

時があります。

ちなみにヒレ酒のヒレはふぐからヒレを取り、それを2枚にはいで、

塩でもんでヌメリをのけ、よく洗った後に板や皿に引っ付けて

干します。

ぱりぱりに乾いたら、今度は付け根のほうからじっくりと遠火の弱火で「からっから」に焼きます。

次はチンチンに火がつきそうなくらい沸かした日本酒の中に

ヒレを2枚入れて、蓋をして数分蒸らします。

好みの濃さの時にヒレを引き上げ、後は火傷に気を付けて飲むだけです。

お酒が高温なので、むせるのにも注意しないといけません。

で、ヒレはお客様の売り物として貴重なものです。

私の口には簡単には入りません。

しかし、自分で作ることは出来るのです。

当店ではふぐの尻尾はヒレ酒に使ってないのです。

理由は他のところと大きさが違うので、味が一定にならないから。

こんなところにも気を使っています。

そこで、たまにこの捨てる尻尾を拾い集めて干して、自分だけのためにヒレ酒を作ることがあるのです。

大きいので、尻尾の場合は1枚で十分。

味はさほど変わりません。

香ばしくて、「冬もいいものかな」なんて

冬の値打ちを感じさせます。

しかし、これをやり始めると、二日酔いがあるんですよね・・・

2006年12月21日 (木)

忘年会

Harukaitoko_1 妻の実家の忘年会がありました。

妻には2人の兄がいて、うちの悠には計4人のいとこがいます。

忘年会には全員のいとこが集まっていました。

普段から自分と同じくらいの子供と接する機会の少ない

悠ですから、たまに会うと大はしゃぎ!

うれしくてたまらないのです。

そのせいか店のみんなが

「出す器を考えてください」

というくらい、おお暴れをしていたのはうちの子だけだそうです。

他の4人はおとなしく親になつき、食事をしていたそうです。

それにひきかえうちの子は・・・

よほど楽しかったと見えて、最後にみんなとお別れするときは

おお泣きしていました。

言葉にはなっていませんが

「帰らないで、ぼくも行くよ・・・」

ってなもんだったんでしょうか!

2006年12月20日 (水)

バケツプリン

楽天の中にこんなネーミングのプリンを売っているショップがあります。

この店は楽天において、フード、スイーツ部門ではトップ10に入る有名店です。

この店から、何かを学ぼうとページを見ているうちに思わず買い物かごのボタンを押してしまいました。

まあ、このボタンを押すという行為を促すページ作りを勉強しないといけないわけですが、とにかく買ってしまったのです。

そして、楽しみに待つこと2週間。届いたバケツはなんと!

高さ15cm、大きいほうの直径も15cm弱という、およそバケツにはほど遠い大きさ。

「バケツ言うたら、掃除の時に使うたくさん水の入るやつで、頭っこんだら、髪が洗えるくらいのものを言うのやろ」

と暴れたくなる気持ちでいっぱいでしたが、小馬鹿にしているのかその容器は確かにバケツのなりだけはしているのです。

それでも

「これがバケツか・・・」

という感は否めない。

親父に

「で、これいくら?」

と聞かれ

「手数料など入れたら4000円強」

「え、、、4000・・・」

確かに高い。味はまあまあ。12切れほどに切って、一人前約400円。

ビックリしますね。

親父に

「おまえもこんな商売してくれるか」

と嫌味を言われましたが、こんな次のないものなど売れるわけが無いですよね。

私はこの店では2度とお買い物をしないことを誓いました。

ちなみにここ↓

http://www.rakuten.co.jp/kamasho/

買うと後悔するかもよ♪

2006年12月19日 (火)

蕎麦打ち台

妻の実家が木工所をしています。

先日の蕎麦打ち修行の後、店の調理台を使った蕎麦のし場はあまりにも手狭だということが分かり、

その足でホームセンターへ出向きました。

その調理台の上に、さらにおっきな板を置けば大きな台になると考えたからです。

ところが意外と適当な大きさって無いものなんです。

長さがちょうどいいものは奥行きが短かったり、奥行きがあるものは

長さが足りなかったりと、まさに

「帯に短したすきに長し」

なんですね。

そこで見かねた妻が

「私が実家に行って、切ってもらってあげる」

と一声。

それは有りがたいが、迷惑じゃないかと心配しながらも、このままではどうにもなりませんから、甘えることにしました。

すると娘がかわいいのでしょうか、私に気を使ってくれているのか

すぐに寸法どおりの板をきれいに作ってくれて、持ってきてくれました。

それはそれは丁寧な仕事で、なかなか普通の人間では作れるものではありません。

やはりお願いしてよかった。

これでいい蕎麦が打てるかどうかはまた別の話しですが

少しは環境が整ったことは間違いありません。

2006年12月18日 (月)

難題

某有名会社社長がご来店くださり、話の中で

非常に難しい課題を突きつけられました。

「きよみずさんはやはり京料理とうたっているわけですから、

何か京都の素材を使ったもので、かつ松山のきよみずでしか食べられないような料理を一品作るべきです。

そうしないと素材に頼りきった料理ばかりでは、しんどい時が来るかもしれませんよ」

何か、警告めいて不吉なお言葉ですが、言わんとすることは分からないでもありません。

しかし、名物料理なんてそう簡単に出来るものではありません。

昔むかしの何百年も前から「脈々と」受け継がれ、食べつづけられているのが、名物料理や郷土料理であって

「今日からこれがうちの名物料理です」

なんてことは簡単に言えるもんじゃないですから。

しかし、その何百年も続いた料理にでも始まりがあるわけですから、誰かがスタートを切らないといけないものわかります。

それにしてもだれも知らない、だれも見たことがないなんて料理はそう簡単に思い浮かぶものではありません。

この課題はあまりにも難しすぎます。

そんなものが作れるくらいなら・・・

続きは言わずに、とりあえず考えるだけは考えてみることにします・・・

2006年12月17日 (日)

修業

修業

松山の山越にある蕎麦屋「菊栄」(栄は旧字)さんに遊びにに行ってきました。
一週間前にうちに食事に来ていただいたご縁で、蕎麦に興味があることを伝えると
「是非、仕込みの時に来てください。」
とお互い勉強できたらいいですねという話になりました。
その言葉に甘えて、今朝の蕎麦打ちの時間に見学に行かせてもらいました。
打ち場に入って感じた事は、非常に合理的に作られているという事と、粉だけでなく、部屋自体も湿度を管理している事でした。
清潔感のある打ち場で手際良く“のし”て、包丁して行く作業を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいました。
厚さも均等、切り幅も一定。
「さすがプロ!」
やはり職人技です。
しかし、自分がしている作業の行程、蕎麦に対する考え方が間違っていなかったことが分かり、菊栄の大将からも
「後は慣れだけですよ。私なんか毎日これだけですから」
と言っていただきました。
他にも興味深い話をたくさんしていただいて、また楽しみが増えました。
趣味の領域での話ですが、ひとつのものを突き詰めて考える楽しさを感じました。
私は蕎麦打ちを教えてもらった代わりに、蕎麦真薯(そばしんじょう)を持って行って、食べてもらいました。
感想は聞いてませんが、興味はあるようだったので良かったかなと思ってます。

2006年12月16日 (土)

黒酢ドリンク

宅配の黒酢ドリンクを飲んでいます。

身体にいいものが沢山入っているとの宣伝文句に

まんまとのせられて、週に5本宅配されている黒酢のドリンクですが、

これが紙パックの小さいやつで、子供が飲んでいるアンパンマンの

りんごジュースのパックと大きさが一緒です。

最初のみ始めた時はかなり酸っぱくて

「これは飲めるもんじゃないよ」

と思っていたのですが、人間の慣れはすごい。

今ではさっぱりしておいしいと感じるくらいです。

先日、我が子が来ているときに、私はなにげに黒酢を飲んでいました。

すると悠が、羨ましそうに私を見ています。

「ああ、ジュースが欲しいの?」

と聞くと

「うん、うん」

とうなずきます。

何も考えずに、その手に持った黒酢を手渡すと、

うれしそうにありがとうのおじぎをしながら、口にストローを運びました。

その瞬間、悠の顔色が「さっ」と変わりました。そして

「べ~~」

と舌を出しています。しかもすごいしかめっ面!

「ああ、ごめんごめん。酸っぱかった?」

と謝っても、よっぽど辛かったのか、しばらく私の周りに近づきませんでした。

妻や母からは

「そんなもん飲ましたらダメよ!」

と怒られるし、悠はこっちを見てもくれないし、ちょっとしくじりました。

まあ、あの驚いた顔が面白かった。

りんごジュースと思ったら、酢ですから無理もないですね。

2006年12月15日 (金)

取材

よく分かりませんが、突然FAXやってきました。

「貴店を取材いたしたく、ご連絡いたしました」

とあります。

発送元は広島県にある某出版会社。

クレジットカードの会員誌を委託で製作している会社だそうです。

私は不思議に思い

「どうしてうちにということになったのですか?」

と尋ねると、インターネットや様々な情報を元にというのです。

様々な情報って・・・

しかし、悪い話でもないですし、断る理由もないですから、まあ、お引き受けしてもかまいませんが。

というやり取りをして、取材日まで決めました。

しかし、発刊が1月末ごろ。特集内容が「春野菜の料理」

私的には「どこから春野菜を引っ張ってくればいいんですか?」

って感じでしょ?まだ、12月ですよ!

それでも

「材料のお金は払いますから」

と粘るような素振りを見せながら

「でも取材自体無理なら断ってもらって結構ですが?」

と何ともやる気がない。

不思議な話。と思いながら、取材日が来るのを待っている状態です。

何を作ろうかな?

2006年12月14日 (木)

からすみ

当店では自家製のからすみを作っているお話はしました。

からすみはボラの卵巣を塩漬けにしたものを干したものですが、

うちでは干物用のかごに入れて、工業用の大型扇風機で

風を当て、乾燥させています。

扇風機は屋根のある屋外に設置されているのですが、

ここのところの天候不順でからすみの乾き具合が悪いのです。

4組に分かれて、既に先の3組のからすみは出来上がっています。

最後の最後に入荷した4組目のからすみが現在乾燥中。

天に天候回復を願えども、一向によくなる気配はない。

父は、ず~と頭を抱えています。

なぜそんなに悩むのか?

それは干物も含めて、海産物を乾燥さすのに時間がかかりすぎると

カビが生えてしまうのです。

カビが生えると全て廃棄処分となりますから、高価なからすみをしかも大量に無駄にするわけにはいけません。

したがって、天を眺めつづけているのです。

気温も下がり、天気もよくなるのはいつのことでしょう・・・

このわた

夜の付き出しでなまこを使っています。

ヌルヌルで、なかなか厄介ななまこですが、好きな人にはたまらないようで、

「おいしい」

なんて声も聞かれたりします。

それを聞くたびに

「物好きだな・・・」

なんて作っておきながら思う私は料理人失格でしょうか?

なまこの腹からは腸が出てきます。

この腸の塩辛が珍味中の珍味

「このわた」

なのです。

しかし10匹くらいの腹から腸を出しても取れる量なんて本当に指の第一関節から先もないくらいしかないのです。

ですからこのわたが高価なのも分かるような気がします。

そして、何が大変て、腸の中につまった砂を一本一本丁寧に流水で流しながら掃除していくのが大変なのです。

大変大変て言いながら、やっているのは父なんですが。

取れるか取れないか分からないくらいの量の腸を丁寧に掃除している姿を見ると

「これが料理なのかな?」

なんて感じたりもするんですよね。

やはり愛情でもなければこんな作業できないですから・・・

2006年12月12日 (火)

梅酒

このところ少しだけ話題の梅酒がある。

砥部の七折という地区で昔から栽培されていた小梅の品種で名前もそのまま

「七折小梅」

といいます。

以前、この小梅の取材HP内で報告したことがあります。

http://www11.ocn.ne.jp/~kiyomizu/f-syun-t.htm

この七折小梅を使って梅酒をつけている酒蔵があります。

その酒蔵は「栄光酒造」といい、うちのオリジナルブランドの冷酒「きよみず」もこの酒蔵のものです。

この栄光さんが、日本酒で梅酒をつけたというので、話題になっていました。

しかも3年かけて。

数社の雑誌にも取り上げられ、うちに出入りする酒屋さんからも勧められたりしました。

あまりに気になったので、親戚の酒屋さんに話をすると

「サンプルがあるから持っていくよ」

といってくれ、300ml入りのビンを一本くれました。

親父と2人でお猪口に入れて飲んでみました。

一言目に

「これはうまいな!」

そろって同じ言葉が出ました。

だいたい市販の梅酒はまずいと相場は決まっています。

舌を刺すような味だったり、甘すぎたり。

それが香りも味もなかなかの物で、少し感動しました。

かくいううちも、今年は七折の小梅で梅酒を漬け込んでいます。

やはり小梅の組合の矢野さんから勧められて作ってみました。

しかし使ったお酒はホワイトリカー。

私もうすうすは感じていましたが、本当においしい果実種を漬けるには、贅沢かもしれませんが癖のない本格焼酎がいいのではないかなと感じていました。

また、来年にでもおいしいのを目指して漬け込んでみます。

2006年12月11日 (月)

伊予緋

松山名産に

「緋の蕪漬け」

と言うのがあります。

伊予緋という品種の赤蕪が昔から名産で、これの漬物がこれまた特産品なのです。

きよみずではこの緋の蕪を5年程前からおせち料理に入れ始めました。

濃い目のピンクがお重全体の色を引き締めるのに一役買っています。

緋の蕪を発色させるのはカボスの酸の役目です。

この時期取れる酸味のきついカボスを使って伊予緋を漬け込むと、それはそれはいい色になるのです。

今日、伊予緋とカボスが同時に入荷しました。

水につけながら丁寧に皮を剥いて、スライスしていきます。

今日は一次漬け込みの塩漬けまで。

年末を実感させる作業のひとつであります。

北海道から蝦夷アワビも届きました。

今の時期、瀬戸内産のアワビは痩せています。

しかし北海道は旬なようで、身は厚みがあります。

これも柔らか煮にしておせちに入れるため、蒸して真空パックしました。

いよいよ押し迫ってきています!!!

2006年12月10日 (日)

猛威

先日の新聞で

「例年に比べてノロウイルスでの食中毒が非常に多い」
という記事が出ていました。
このノロウイルスですが、頻繁に聞き始めたのは、

数年前から。

感染力が強く、外部から持ち込まれても、

すぐにいろいろな食品が汚染されて、

感染して行くと言う、かなり調理場泣かせのウイルスです。
これも新聞記事ですが、

アメリカの豪華客船の中でも食中毒が起こったそうです。
感染していた客1人が乗り込んだのが原因で、

感染者が300人にもおよんだそうです。
特に死に至るようなことはないそうですが、年寄りと子供は危険だそうです。
また、牡蠣の生食は避けたほうがいいそうです

牡蠣がついたまな板などを洗わず使い回ししたり

牡蠣をさわって他の食品に触れてもだめなようです。

みなさん、くれぐれも気をつけてください。

2006年12月 9日 (土)

鯛カレー

当店でカレーを作っているのをご存知でしょうか?

「賄いでしょ?」

って言われますかね!

いえいえ、れっきとした商品で、しかも土曜日は限定で喫茶コーナーでも食べることができるんです。

しかもそんじゃそこらのカレーとは訳が違います。

なんと天然の真鯛を使ってスープを取り、それを濃縮した上で、カレーのルーをのばしているのです。

カレー粉は厳選された3種類のメーカのの物をブレンド。

小麦粉から練っています。

一口食べると

「魚?」

って言うのがすぐわかりますが、うまいんですよこれが!

まあ、原価かかってますからね。だって、ずんどう1本に大きな大きな天然の鯛を10キロ近く焼いて入れ、野菜や果物をほんと

「馬鹿みたいに」

入れているんです。

これ、やけくそって言うんですかね?

で、以前はどこからともなく聞きつけた雑誌の記者が、どうしても取材をさせてくれと言う話になり

来てもらったら、今度はそれを見たテレビ局がやってきたりして

大変になったこともありました。

このカレー、まあ、私の手打ち蕎麦と並んだいわゆる「裏メニュー」ですね。

2006年12月 8日 (金)

私がネタに・・・

今日、仕事で水炊きを炊く機会があり、野菜や魚や豆腐を入れて、ガスにかけていました。

鍋のことですから、火が通りかけ、沸いてくると、自然にあくが出てきます。

それを丁寧にすくってやるのが、これまた鍋料理の基本中の基本であります。

私がその鍋を作っていたとき、ちょうど他の仕事も重なって、

ちょっとだけばたついていました。

鍋のあくを

「ちゃっ、ちゃっ」

とすくい、他の煮焚物の世話をしながらあわただしく、料理をしていました。

そしてふと出来上がりかけた鍋を見ると、3人前入っているはずの椎茸が2つしか見当たりません。

「あれ、3つあったと思うたんやけど・・・ 3つ入れたよな?」

椎茸を準備してくれた子に確認を取りますが、間違いなく入れたと言います。

本来、椎茸は浮いているもの。それが見当たらないのはおかしい。

これは大変と、他の具材の下敷きになっていないものかどうか、一生懸命探しますが、分かりません。

周りの子達も焦っている私を見て、鍋を覗き込んでいます。

「おかしいな、落としたかな?」

と鍋の周りや、床を見ますがありません。

いよいよ、焦って鍋をつついていると

「ここありますよ!」

なんと、指された先はすくったあくを入れているボールの中

あくと一緒に間違ってすくってしまったらしい。

周りで数人、笑いをこらえていました・・・

2006年12月 7日 (木)

まさか

流行り始めました。

風邪。

職場で1人、また1人。

周りの人にやばいので、調子が悪くなった順に帰らせてます。

今のところ、重複していないので何とか店は回っていますが、このクソ忙しいのに・・・

なんて思っていると、今日の昼頃、妙に体がほてります。

「今日って、ちょっと温かい?」

と若いしに聞くと

「ベストもズボン下もはいています」

と威勢良く答えます。

なんか頭も痛いような気がするし、まさか・・・

私も・・・

などと思い、体温計で計ってみると

・・・

平熱でした。

これから忙しいんだから体調管理は自分でしないとね。

2006年12月 6日 (水)

つづき

昨日は申し訳ありませんでした。

さっそく続きです。

締め出された妻は冷静さを保ちつつ、ガラス越しの息子に

何とかこの窓を開けさせねばならないと、頭を悩ませました。

言葉の意味もあまりわからず、鍵の開け閉めもままならない。

現に自分が今締め出した鍵を指差し

「これ、開けて」

と大きな声で言っても、逆に一生懸命しめようとしています。

それを見て妻は愕然とします。(だめかも・・・)

と、突然息子が別の部屋へと移動して行きます。

「子供に見捨てられた・・・」

「このまま凍死!」

こんな思いであったのでしょうか?

仕方なく別の部屋へ移る息子を追いかけ、ベランダ越しに移動すると、

やはりそこでも我が子は嬉しそうに笑っているだけ。

「はるか、開けなさい」

大声で怒鳴ったところで、分かるわけもありません。

しかし、そこで妻は重要なことに気付きました。

その部屋は鍵があまりしっかりと閉められてなかったのです。

無用心も何かの役にたつものだと・・・

しかし、外から開くほどゆるくはありません。

言葉のわからない我が子をうまく操り、開けるとするなら、この部屋の鍵しかないと確信して、身振り手振りで、窓の鍵の開け方を教えます。

間違ってきつくしめられたのでは、たまったものではありません。

妻の手振りにそって、はるかが鍵に手をかけました。

「上じゃなくて、下よ」

必死の形相が目に浮かびます。

そして、できのいい我が子は、やっとのことでそのゆるい鍵を下に開けることができたのです。

妻は洗濯物と共にこごえる悲劇を味合わずにすみました。

すぐさま愚痴を言うために、旦那の職場に電話。

その話を聞いた私は

「ごめん、忙しいから切るよ。ガチャン!」

と冷たくあしらったのでありました。

2006年12月 5日 (火)

あわや・・・

この寒空の中、妻が子供にベランダに締め出されました。

あさ、洗濯物を干しに出て、なにげに窓を見ると、

ニコニコしている息子がいました。

どうしたのかなと不思議に思いながらも洗濯物を干し終えて

窓を開けようとしたら

「開かない・・・」

「どうして?!!!」

パニックになるのを押さえて、冷静に分析するとどうやら息子に締め出されたらしい。

それにしてもパジャマ姿では耐えられそうにない寒さ。

一瞬

「このままだれにも発見されずに凍死!」

そんな思いが頭をよぎったかどうか。

しかし、とうの息子は嬉しそうにガラスの向うから笑うだけで、

締め出した意味がわかっていない様子。

と、ここで私用ですが、飲みに出ないといけない用事ができたので、続きは明日・・・

すみません。

2006年12月 4日 (月)

久々登場!

どうしてもとおっしゃる(ちと大げさかも)お客様のために、

久しぶりにそばを打ちました。

前々から

「時間が取れるような日があったら言って下さい。そばが食べたいので!」

と言われていました。

しかし、割と取れそうで取れないもので、本当にできそうな時にはさっぱり忘れていたりして・・・

しかし、再度の催促に

「今日なら」

と思い、連絡してみると

「是非」

との事。私もこのところそば熱が冷めていたものですから、もう何ヶ月も打っていません。

1人の板前からは

「練習しておかなくて大丈夫ですか?」

なんて嫌味を言われながら、ぶっつけ本番でやってみました。

物自体は上手くできたのですが、湯がくときにどうも蕎麦をいっぱい入れすぎたようで、短く切れてしまいました。

せっかく来てくれたのに申し訳ないなと不本意ながらお出しすると

「美味しい」

と言ってくれるので一安心。

それでも気がひけますから

「次回までには修行しておきます」

とお詫びしておきました。

料理と言うものは色々落とし穴があるもんだなと痛感。

「うまく行ったぞ」

と気を抜くと、妙なところでヘマをする。普段では考えられないようなことをやったりするもんです。

やはり経験不足ですね・・・

2006年12月 3日 (日)

なんと寒いこと!

今日の今日まで

「12月やのに、いつまでたっても寒ならんし、値打ちないな」

なんて馬鹿にしていたら、何が何が!!!

突然めちゃくちゃ寒くなってしまいました。

今日は山の中で芝刈りをしていたのですが、雪は降るし、風邪は吹くしで大変!

2月にゴルフをしているような気分になってしまいました。

前半終わって、寒さのせいではありませんが、スコアも散々ですし、楽しくありません。

お連れの車で来ていたものですから、しっかり飲んで、宴会してやりました。

すると結果はさらに悪化。

酒のせいか、ゴルフのせいか気分悪い!

全てがこの寒波が悪いことにしましょう。

2006年12月 2日 (土)

めでたい!

結納のお席がありました。

おふたかたとも東京在住だそうですが、女性の実家が松山ということで、

こっちで結納をすることになったそうです。

せっかく東京から先方さんが着てくれるのだから、美味しい魚を食べさせてあげたいと思ったそうですが

ホテルや旅館では心もとないと、ありがたいことに

きよみずを指名してくれました。

結納される女性の祖母にあたる方が、うちのお客さんで

「きよみずがいいんじゃない?」

と勧めてくれたそうです。

そうなるとうちも気を使わないといけません。

お部屋は3つ押さえて、ひとつは結納用。ひとつは控えの間。

もうひとつは料理用とめったにないくらい入れ込みました。

それにしてもおめでたい料理を作るのはなんともすがすがしくて、気分のいいものです。

客室からちょっと笑い声が聞こえたりして

「いい雰囲気でやれてるのかな?」

なんて勝手に想像したりして。

50年後に

「私たちの結納はきよみずでしたのよ」

といい思い出になるよう店になれたら幸せですね。

2006年12月 1日 (金)

飲み会

先日終わったばかりの旅館との人材交流ですが、昨晩先方の

調理場の方がそろって遊びに来てくれました。

そして、2次会に職場交流会をした人たちで一緒に行こうという話になっていたようで、

みんなこぞって夜の街へ出勤していきました。

私が参加すると楽しい雰囲気に水を差すことになりますから、謹んで遠慮させていただきました。

ですからここからはあくまで聞いた話になります。

うちを出た後、きよみずの人間を待つために、知り合いのいる近所の居酒屋さんに行ったそうです。

この時点で既に12時。

その居酒屋さんできよみずの板前たちと合流して、2時間ほど飲んだ後、

ショットバーに場所を移し、今度は3時間ほどどんちゃん騒ぎをしたそうです。

意気投合して盛り上がり、料理や仕事の話を含めていろんな話ができたそうで、みんな楽しそうでした。

そして帰ったのは5時。

お店も平日によくそこまで開けててくれたもんで!

結局旅館の方たちはそのまま出勤。うちの子達は着替えに帰ったようなもの。

みんなタフです。

しかし得たものは多いんじゃないでしょうか?

若いうちはこんなこともないとと何か嬉しい思いがしました。

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