勝山葛
吉野葛なら聞いたことはあるが、勝山葛とは?
という方も多いかと思います。
松山市の松山城周辺を「勝山」と呼びます。
古い地名ですが、今でも限定された地域は勝山と呼ばれているところがあります。
先週の日曜日、家族で喫茶店にお茶をしに行った時、
手にした松山周辺を紹介する雑誌に、この勝山葛が掲載されていました。
松山の沖合いに7つ(だったかな?)の島から成り立つ“中島”という島群があります。
その島のひとつで、昔から葛が作られていて、今でも販売しているという話が出ていました。
職業柄、葛を使うことが多いので、非常に興味もあり、我を忘れて、一気に読みました。
せっかく松山周辺でもこうして葛が作られているのなら、使ってみない手はないと、雑誌で連絡先を探しましたが、どこにも見当たりません。
なんと欲のないことよとあきれて、仕方なく探すのに役立ちそうな情報を携帯にメモして、
次の日、電話帳で調べてみました。
電話番号を調べあて、電話してみると、雑誌の取材元と間違いないということで、
少量注文して、送ってもらうことにしました。
そして今日、待望の勝山葛が到着。きれいな葛粉が袋詰されていました。
しかし、ちょっと気になることが・・・
今の今まで知りませんでしたが、葛には本葛と葛と2種類あり、本葛は葛根100%。葛には甘藷(さつまいも)の澱粉が含まれているのです。
つまり純度が低いわけです。
で、勝山葛ですが、残念なことに甘藷が含まれている、葛だったのです。
食べた感じや、餡の止め加減は変わりませんが、今までは
本物の吉野本葛を使っていた手前、それを落とすという行為が気に入らないのです。
勝山葛の質が悪いというわけでは決してありませんが、わだかまりがあるのです。
買ったものを使ってみて、今後どうするか決めるとしますが、
出来たら地元のものを使って料理したいのですが、難しいです・・・
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