アマダイ
アマダイ。
京都の人が鱧(はも)の次、いやひょっとしたら鱧以上に
好きな魚かもしれません。
鱧、アマダイ、しめさば。
私は今でもこの3種の魚が京都人の好きな魚ベスト3だと確信しています。
最後の〆鯖ってのはヘンですね。魚の種類じゃないですもんね。
簡単に言うと海がないから鯖は鯖でも若狭から来る塩鯖が京都の人にとっての鯖(だった)なのです。
それを酢で〆たのが、〆鯖というわけです。
で、私が好きな焼き魚NO1がアマダイなんです。
焼くととけるような身質と、甘味さえ感じる上質の脂。
最高の魚です。
アマダイには3種類あります。
一番高級な白アマダイ。
最も一般的な赤アマダイ。
そして一番劣る黄アマダイ。
今月はアマダイの桜蒸しを献立に入れているので、市場から買っているのですが、ここのところの異常な寒さで海は時化、
非常の相場が高騰しております。
アマダイも、もちろん質がいいから高いのでしょうが、結構高値で仕入れています。
そんな中、今日もアマダイが入荷しましたが、一目見て
「あれ?これ赤アマダイかな、黄アマダイかな?」
と言うような、微妙な色の付き方のものが入ってきました。
まっ黄黄というわけではないのですが、赤アマダイにくらべると、見るからに黄色っぽい。
物はいいのですが、見た目がちょっと・・・
実際に黄アマダイをみたことがないので(黄アマダイは近海ものではないと聞いている)分かりませんが、
これも異常気象の原因で、雑種なんてのができたのかななんて思っています。
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