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2007年3月28日 (水)

才巻海老

同じ車海老でも、天然のものを車海老。

養殖されたもので、比較的小さいサイズの海老を才巻海老と呼んでいます。

当店で使う魚介類の中で、昼夜膳通して唯一使っている養殖ものが

才巻海老です。大きさも手ごろにそろい、切れる時期もほとんどなく、価格的にも比較的安定しているのが、重宝する理由です。

もちろん同じ数の天然物がそろうようならば、少々値段が高かろうが、そちらを使うのですが、

瀬戸内海で取れる量など知れたもので、そうはいかないのが現実です。

料理使うで赤い和食の素材はあるようで少なく、しかも美味しいものとくれば海老くらいで、

料理の彩りを付けるの一つにしても、非常に重要視しております。

その海老ですが、おがくずや濡れたシートに挟まれて、ダンボールに入って配達されるのですが、箱には1キロで何匹入りかという数字がはっきり書かれ、中は海老が同じ方向を向いて、整然と並べられているのです。

最近になってそれを見て「ふと」

「これだけ暴れる海老を、よくもこう並べた挙句、きっちり数字を明記できるとは尋常ではない。どのようにしているのだろうと?」

と疑問に思い、さっそく発送元に電話して聞いてみました。

電話に出たのは非常に無愛想なおっちゃん。

ちゃんと松山で料理屋を営んでいる人間だと言うことを説明し、物腰も低く

私「もしもし、少々おうかがいしたことがあるのですが(かなり丁寧に)」

おっちゃん(以下お)「あ、はい・・・(不信がってかなり引き気味)」

私「そちらが出荷している海老って、かなり並んでますよね?」

お「・・・(さらに引いている)」

私「うちでは海老はとっても暴れているのですが、どうして数を数えたり、並べたりすることが可能なのですか?」

お「それはね、・・・」

私「(おっちゃんの言葉をさえぎるようにして)寒いところで作業しているんですか?」

お「知ってるんですか?」

私「いや、知らないから聞いています」

お「そうです。今はそんなに寒くないところで・・・」

私「(さらにおっちゃんの言葉をさえぎるようにして)やっぱり氷点下の部屋なんかで?」

お「そんなことしたら海老が死んでしまいます。今は常温です」

私「常温?」

お「そうです。夏場は15度くらいに冷やした部屋で作業しますが、今は寒い時期なので、そのままでもあまり動きませんよ」

私「そうですか。うちはかなり暴れますがね・・・」

お「出荷する前の海老が入っている水温も下げてますが・・・」

私「やっぱりそんなこともしてたんですか?氷点下ですか?」

お「そんな温度だと海老が死んでしまいます」

私「死ぬんですか!で、何度ですか?」

お「12度くらいですかね」

私「そうですか。ありがとうございました。また電話します」

お「・・・」

とこんなやり取りをしました。

おっちゃんが、店の名前まで名乗っているにもかかわらず、私を不審な人間だと思っているところが気に入りませんが、かなり収穫がありました。

確かに暖かいところでは物凄く暴れ、冷たくすると「ぴくり」とも動かなくなります。

どんな作業風景なのかいつか見てみたいものです。

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コメント

中元歳暮で迷惑なのが活車海老。「死んでいますように…」と3日位おいてから開けるのですが、暴れます。
大騒ぎの末、熱湯行き。もしくはいただいた時点でよそへ廻します。活帆立貝も殻付牡蠣も我が家の台所では迷惑です。同じ価値の商品券下さい(心の叫び)。

> たなちゃん さん

確かに商品券のほうがうれしいですね。

どっこも一緒でしょう。

でも、海老やホタテはかなり上物のほうですよ!

海老が大暴れするときは家の外でやっつけることをおすすめします。

おがくずが散乱しますからね(笑)

鯛一匹とか鰹一本とかもパニックです(涙)
贅沢ものです(とほほ…)
暖かくなってくると、生ゴミ収拾後に魚をさばく羽目になった時なんか処理後の内臓さんとかの強烈な臭いで次の収集日にゴミバケツ開けた時、失神しそうです。
あとに出るゴミを考えても…
熱烈歓迎!商品券、もしくは『きよみず』さんの鯛めしセット、でございます。

確かに一般のおうちに大きな魚一匹は辛いでしょうね。

においも出ますし・・・

誰か鯛めしをたなちゃんさんに送ってあげてください♪

ありがとうございます。

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