肝臓
人間も肝臓の調子が悪くなると、弱ってきたり、
顔色が悪くなったりします。
よく
「顔が土色になってきたら、やばい証拠よ」
なんていわれます。
また、お酒を飲みすぎたり、油物を食べ過ぎると
「肝臓に脂肪が巻く」
などと言われます。そんな話がお客さんとの間で度々され、皆さん一様に身体のことを心配されているのをよく感じる今日この頃です。
突然何を言い出すのかとお思いでしょうが、最近魚をさばく時によく肝(肝臓)を観察するのです。
すると機能が同じなんだから、当然と言われればそれまでですが、
いけすの中でちょっと調子が悪くなったり、色目が悪くなって来たものの肝は、やはり調子が悪そうなんです。
たとえば、肝臓の半分が変色していたり、全体的に黒ずんでいたり、
また、いいか悪いか(人間では悪く、魚では最高)肥えた魚の肝はかなり肥大して、脂がべっとり。
人でいえば「脂が巻いている」状態にあたるかと思います。
やせっぽちは肝臓も小さく小さくなって、肝臓の脂まで栄養源にしていたんだなとすぐに分かります。
ということで、魚のよくない肝臓を目の当たりにして、近い将来そんな悩みを持つであろう自分の戒めとしているところです。
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