さわらの卵
この時期になると、サワラに大きな卵が入っています。
もちろん、雄には白子が。
魚が大きいだけに、鯛などとくらべるとかなり大きく長いのが特徴です。
しかし、意外と用途が少ないサワラの子。
焚いても若干血管の色が濃く、出来上がりが黒っぽくなり、
タラコや鯛の子と違い、上品さに欠けるのです。
で、そろそろこのサワラの卵を使って、唐墨もどきを作ろうかなと考えています。
御存知のとおり、からすみはボラの子で作ります。
ボラの卵はサワラのそれとは違い、色もきれいですし、味も最高です。
しかし、お隣香川ではサワラの子をからすみのように加工したり、
台湾やイタリアでもボラやサワラに限らず、様々な魚卵を
からすみ風に仕上げています。スパゲティーに使われるからすみも
ボラとは限らないとのこと。しかも物凄く塩っ辛いらしいです。
昨年はサワラの子をからすみ風に作り、
からすみが大好きな友人にプレゼントしました。
すると
「からすみと変わらんぞ!うまいわ」
と感激してくれました。
店で使うことは出来ないにしても、お茶漬けや賄には出来るでしょうから、
一丁やってみることにします。
ただ、暖かくなりすぎると、難しいんですよね。
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