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2007年4月11日 (水)

精進料理

某茶道系雑誌に

永平寺の精進料理の特集が掲載されたいました。

日本仏教の中でも永平寺を本山とする曹洞宗は戒律が厳しいことで有名です。

こと本山においては厳しい修行がなされ、その修行僧たちはお寺において精進料理を食べると言いますから

私が知っているお坊さんに比べると・・・

これ以上は言いますまい!

その特集の中で驚いたのはまず、料理は料理の担当がいるわけではなく、

修行僧が持ち回りで料理を担当し、しかもその料理も仏教の修業として位置付けされていると言うことでした。

何百人もの料理を作るのに、最初は包丁すら触ったことない

若い僧が調理場に入り奮闘するそうです。

その中でも責任者は居られるようで、その人ももちろん僧侶。現場監督のような立場の人です。

次に驚いたのは一切に素材の無駄を出さないと言うこと。

動植物により、人間が生かされている事を知り、いただいた命は決して無駄にはせず、全て食べきるのだそうです。

修行だとはいえ、かなり厳しいないようです。

一番驚いたのはピーマンの種の部分まで佃煮にして食べるのだそうです。

ここまでくれば頭が下がります。

さらに修業的な料理は続きます。

調理場の片付け、清掃は修行の最も重要な部分として位置付けられ、

隅々まできれいに、磨き上げられ、もとあったものは元の場所に整頓され、この全てが終わった時点で、一日の修行が終わりだそうです。

料理の修行時間は朝2時から夜の9時まで。

人間の働ける時間ではありません。

恐れ入ります。

おそらくどのポジションでも修行以外は寝る時間なんでしょうね・・・

それを見て

「我々は楽しているんだな」

と恥ずかしくなりました・・・

でも決して真似はできない。

どんな気持ちで修行されているのか話を聞いてみたいものです。

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