おかげさまで・・・
2ヶ月ほど前の日曜日の朝。
ゴルフの練習場で
「せっかくいい天気なのに、山(ゴルフ場)に行けないなんて、寂しいもんだ・・・」
などとつまらないことを考えながら、「ぼー」っと練習場のベンチに腰掛け、缶コーヒーを飲んでいました。
そこへ現われた見たことある男。
「あれ?」
高校時代の同級生です。彼にはたまにここで会うことがあったのですが、ここのところ久しぶりでした。
私「元気にしてたの?」
友人「ああ、元気よ。おまえも嫁にお願いして、練習場に来させてもらってるのか?そんな顔してるぞ」
確かにそこまでではないにしろ、やはり許可を得てきている事には間違いありませんでしたから「そうだ」と答えました。
彼は
「わしなんか、午後は子供の面倒見るから、頼むし行かせてくれって、逃げるようにきたんやから」
どこの家も同じようなことが繰り広げられているのです。
そして、ひょんなことから
「おまえの店、いくらなら料理してくれるの?」
と聞くので、説明して
「何か予定でもあるの?」
と聞くと、何でも送別会があるとのことでした。
まあ、昔から思わせぶりなところがあるやつだったんで、話半分にしておいたほうが、自分自身楽かな!なんて予防線を張りながら、少しは期待をしながらそんなこと忘れていたころ、
彼から電話が入り
「もしもし、こないだの話しやけど、お願いできるかな?予約したいんやけど、6日空いてる?」
なんてあっさり決まってしまいました。
こうして昔の友人が私が店をしている事を覚えていてくれて、
機会があれば使ってやろうと思ってくれるのですから、非常にありがたいなと思いながら、彼らの料理を作りました。
こういうつながりを持ちつつ、また増やしたりして、お陰で生きていけるんだろうなと
感謝でいっぱいでした。
そして、それに答えてくれるように、皆口々に
「美味しかったです。さすがですね」
なんてお世辞も交えながら帰っていきました。
ただ、友人は
「どこの仕出し頼んだの?美味しかったよ!」
と嫌味な一言。
そんな友人、私には多い・・・
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