ガソリン
所用があり、若い子に原付を借りました。
借りたバイクは日本が世界に誇る名車ホンダスーパーカブ。
ガソリン1リッターで何キロ走るか分からないくらい走る高燃費と、
走行距離が長くなっても壊れにくい丈夫さが人気で、
営業マンには未だ絶大な人気を誇り、
さらには東南アジアでも名前を変えてたくさん走っています。
そんなカブを借りて、2ヶ所ほど行く場所を訪れ、用事を済ませ、
「かりっぱなしじゃ悪いから、ガソリンでも・・・」
と思い、ガソリンスタンドに寄りました。
いつものようにスタンドのお兄さんたちは
「いらっしゃいませ」
と威勢のよい声ですが、私とカブを見て、なぜだかトーンダウン。
やっぱりあれでしょう。忙しい時に原付で数リッターほどしかガソリンを入れないし、
嫌われているんでしょうね。二輪車は。
さらに燃費がよく、ガソリンタンクの小さなカブときちゃあ、
いい顔はできないですよね。
しかも
「借りもんなんでどこにガソリンタンクがあるか分からないんですけど?」
と聞くと、無言でキーを抜き取り、サドルを引き上げ、勝手にタンクを開けてガソリンを入れ始めます。
(おお、機嫌悪いよ、この兄ちゃん・・・)
こんなところにタンクがあるのかとはじめて見せてもらいました。
そして驚いたのがガソリンの値段の高さ。
昔、自分が原付にガソリンを入れていたときは500円でたくさんお釣りがあったように思ったのですが、
カブの小さなタンクで、入ったガソリンの値段500円強。
みんなが
「ガソリンが高い、ガソリンが高い」
と言うのが分かります。
生活しにくい世の中になっています。
ところでうちの店で使った天ぷら油の廃油。現在知り合いの業者さんが持って帰って、バイオエネルギーに作り変えています。
今は重油の変わりになっているらしいのですが、そのうち
これでほとんどの車が走ったりするようになるのかななんて思ったりもしています。
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