データ
柴田書店発刊の“月刊 専門料理”のバックナンバーを
眺めていると、気になる特集が。
「魚は塩をして何時間後においしい?」
と言うのがありました。
恐らく以前にも見ているはずなのですが、すっかり忘れていました。
実験の結果によると、冷蔵庫に入れた場合も、入れなかった場合も
塩をほどこし1時間後に旨味成分“グルタミン酸”がほぼ最高レベルに達していると言う結果でした。
その後、冷蔵庫の場合は5時間後に最高値。
常温の場合はドリップ(液ダレ)により、旨味成分は減少していくとの結果でした。
魚によってはあらかじめ塩をしておいて焼くものと、鮎などのように、焼く前に手早く塩を振り、表面に塩が浮いてくるような焼き方をするものがあります。
その鮎でも、本当は塩をして1時間以上置いたほうが美味いと言う実験結果が出ていました。
これを見て、うちの店でも改善しなければいけないこともありそうです。
前もって塩をあてれる物はあてておき、さらに常温においても、冷蔵庫においても変わらないのなら、冷蔵庫のほうが鮮度が保てると言うことですし、非常に勉強になりました。
あと調べたいのは肉の件。
肉も同じように1時間くらいが目どなのかな?
肉の場合もドリップが出ますが、肉は常温で焼くのが基本なので、常温に戻しておき、1時間ほど前に塩をするのがベストなのかな?
なんて考えています。
料理を科学する。面白いことですよね?
やっぱり理屈ですから!
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