鉄男
おたく、マニアと呼ばれるものの中でも
比較的世の中で認められているもの。
それは鉄道マニアだと思っております。
ニュースでは
「700系新幹線の試運転に多くの鉄道ファンが・・・」
などと読み上げられ、マニアという言葉は隠されていますが、意味は同じこと。
ネットなどで見ると、鉄道をこよなく愛する女性を「鉄子」
と呼ぶそうで、これもまた、鉄道マニア女性版の新しい名称として
認知度を上げているようです。
それになぞっていくと、うちの子は今まさに鉄男(てつお)。
完全にマニアです。
家でもレールを敷き詰め、うわものを走らせては顔を近づけて眺めて、ひながうっとりとした日々を過ごしています。
そんな長男が今朝
「電車乗ろうか?」
と言います。
私は予約を聞いていて、仕事があったものですから
「お仕事が終わったらね」
と適当にあしらったのですが、適当ではすまない年齢になってきたことにこのときは気付く由もありませんでした。
仕事が終わるくらいに妻から電話。
「悠が電車に乗るからきよみずに行くといってきかないけど、大丈夫?もう仕事終わる?」
確かに仕事は終わるけど、これから電車か・・・
(気が重い)
しかし言ってしまって、その気になっているのだから仕方がありません。
そのままつれて来てもらって市内電車で遊びに行きました。
これで満足するかと思ったら、まだまだ乗ると言う事をきかず、次はJRに行きとなりの市に行くことに。
非常にローカル線なので、折り返しの電車がなかったらいけないと思い、隣の市まで妻には車で迎えに来てもらうことに。
なんとも不経済。
降りる駅まで約20分の小列車旅。外の景色を眺めながら、大騒ぎして
「早い早い」
と悦に浸り、たまらなく楽しい様子。
喜んでるんだから、まあいい。私は寝不足でフラフラですが・・・
到着する寸前に妻から電話が入り
「駅に着いたけど、まだ?」
と言います。早すぎるなと思い
「ええ、もうついたの!どこ?」
ときくと
「北伊予」
とのこと。
私たちが向かっているのはただの「伊予」
全然違います。
「早く着てね。もうつくから」
と電話を切るくらいには伊予市駅に到着していました。
駅前は今日の花火大会のせいでごった返し、屋台が出たりしています。
我々もつられて歩いてみたりしましたが、20分待っても、30分待ってもいっこうに妻は到着しません。
間が持たないので、近くの出店のビールを一杯。
「うまいね」
といってゆっくり飲み終わってもまだつかない。
たまりかねて電話すると、とんでもない渋滞で車が動かないと、怒り心頭。
これはまずいことです。
待って待ってようやく到着した妻は次男の空腹から来るクズリと渋滞で、てんぱっています。
そこへ来て旦那は待ちきれず長男と2人で酔っ払っています。
車の運転を代わってもらう事もできず、さらに怒りが・・・
その上、私が
「勝手に駅間違えるからいけないのよ」
と言ったものだから、もうカンカン!
でも私たちは何も悪くない。
しいて言えば、不用意に「電車に乗る?」といってしまったことと、近くにビールを売っていたことくらいです!
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