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2007年7月25日 (水)

産業廃棄物

悪の象徴のイメージがある産業廃棄物。

不法投棄などで、世に色々な話題を振りまく“産廃”ですが、いつしか私たち飲食業も無縁と思われていた産業廃棄物を排出するようになっていました。

一番最初にそれに気付いたのは天ぷら油の使い古し、いわゆる廃油を処分する時に、引き取り業者が

「マニュフェスト」

なる用紙をもってきて、たくさんにサインをさせ、はんこをつかせ始めたことが発端でした。

量、処分業者、処分の方法、さらには双方の事業所所在地など、かなり事細かなものでした。

それを見て

「この油もビルを壊したコンクリートや使い古しの注射針、汚泥と変わらないくらい、悪玉なんだ!」

と感じたものでした。

しかし、しばらくして、その廃油を引き取り、代替重油を作って、

農家のビニールハウスの燃料にすると言う業者が現われ、

その方にお願いするようになってからは、廃油が産廃ではなくなりました。

これは画期的でした。今まではお金を払って引き取ってもらっていたのが、逆にお金をいただけるような立場になりました。

ところが、1年程前から、松山市の事業所ごみの分別が非常に細分化され、

それまではナイロンは可燃ごみだったのが、プラスチックごみに変更され、紙ごみなども数種類に分け、排出することになりました。

ごみを分け始めて思ったこと。

生ごみなんて、飲食店でもそんなにないんですね。プラスチックやナイロンごみが非常に多く、以前は1日にごみ箱のナイロンが一杯になるので、2回変えていたことがあったのに、ナイロンごみをのけると、ごみ箱が一杯になることがなくなりました。

それだけナイロンがかさ張っていたのです。

そして頭をかしげるのが、生ごみは事業所でも普通ごみ。

しかしナイロンは飲食店においても、何と産業廃棄物扱いなんです。

どちらかといえば、生ごみのほうが産廃ぽいのですが、違うんですね。

紙ごみや、不燃物も普通ごみなんです!ちょっと頭を傾げてしまいます。

それで、油の件が業者が変わり、書かなくなっていたマニュフェストをプラスチックごみのお陰で再び書かないといけなくなりました・・・

我々が活動する利潤追求行為が、地球を汚していると思うと少し心が痛みます。

しかし松山市の標語にいい事が書いていました。

「捨てればごみ、分ければ資源」

感動しました。分けないと持って行ってくれないから分けるのではなく、自ら分別しようとそう思いました。

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