オンシーズン
水商売では「にっぱち」といって、2月、8月は景気の非常に悪い時期と言われています。
もっとも一般化できるものではないかと思うのですが、
あながちでたらめではないなと感じることがあります。
飲食業、今はまだしも以前なら暑い日や寒い日は外に出たくないわけですから、人出が悪いのも無理はありません。
ところがこの時期、異様に忙しい人がいることが先日判明いたしました。
それは職業で言うと
「僧侶」
いわゆる坊さんです。
前の修行で一緒になったとあるお寺の副住職さん。
次世代をになう青年僧侶(私よりは年下です)ですが、この方の8月に入ってからのスケジュールを聞くと
「私って楽してるんだな!」
としみじみ感じます。
8月に入ってから、関西にある知り合いのお寺に泊り込みで
約1週間以上、盆行のお手伝いをして、その足で愛媛に引き返し、
またまたこちらで盆行のお手伝い。
さらに盆開けには、岡山のお寺で戦没者の追悼慰霊祭。
続いて施餓鬼供養の手伝いに兵庫県へ。
その後、大阪のお寺で地蔵盆。
9月に入って、お彼岸の手伝い・・・
聞いているだけで、ゲが出そうになりました。
2ヶ月間で愛媛の自坊(自分のお寺)にいるのは1週間にみたないそうです。
若いからいろんなところから都合よく使われて、と本人は言っておりましたが、それだけ行事続きだといた仕方ありません。
忙しいのが少しうらやましくもあります。
しかし、その方毎日が明らかにしんどそうでした!
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