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2007年8月 8日 (水)

ちゃ豆

“ちゃ豆”聞いたことがあるのではないでしょうか?

3~4年程前、突然八百屋さんが

「だだちゃ豆です」

といって持ってきたのが私との出会いでした。その後大ブレークして、現在にいたっています。

京都で修行をしていた私にとって、丹波の黒大豆の枝豆というのは1つの確固たるブランドで、そこには

「高級枝豆」

というイメージがあるだけでなく、実際に高価で、味もただの大豆とは大違いでした。

ところがその「ちゃ豆」が一気に普及。今では多くの人が手にし、口にする、おいしくて高級な枝豆という地位を築きあげています。

当初私は、ちゃ豆も外の皮を剥いたら中が黒っぽいので、

黒豆とはいえない(品種が違うので)ので「茶(色)豆」とつけているのだろうと思っていました。今日の今日まで・・・

ところが昨日仕入れたちゃ豆は「茶豆」と書いているのに、今日仕入れたのは「だだちゃ豆」と書いて、パッケージも全く違うものでした。

変だなと思い、今日来たものの包装を見てみると、山形県鶴岡産と書いてあります。

そしてその横に

「“だだちゃ”は山形弁で“お父さん”の方言です」

と書いてあるのです。

ということは何?だだちゃ豆の「ちゃ」は「茶」ではないということなのですよね?それとも茶色豆のちゃに、だだちゃのちゃを洒落て命名したのだろうか?

そして昨日仕入れたものは静岡産、茶豆。

また全く違うところから入荷しているのが話をややこしくしています。

八百屋も八百屋です。

名前さえ同じであれば産地なんてどうでもいいと思っているのがありありと分かります。

実際は「茶豆」なのか「ちゃ豆」なのかはっきりしてもらいたいものです。

普通に考えると黒豆→茶豆ですよね!

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コメント

だだちゃ豆は何年か前に友達が送ってくれました。
塩茹でして食べましたが、こちらの枝豆より味が濃くてとても美味しかったですね。
時々、高島屋の地下で売っているのを見つけると買ってきています。

松前に『あおじ豆』(どんな字を書くのかわからない)と言うのがあるのを知っていますか?
一度だけやはり頂いて食べたのですが、これが又すごく美味しかったのです。

また欲しくてその豆をくれた友達にオイヤイ言ってるのですが、松前だか郡中だかの1部で栽培していて時期も短いから滅多に手に入らないというのです。

ないと言われると余計欲しくなってしまいます。

>oginsan さん

あおじ豆ですか?知らないですね!やはり枝豆なんでしょうね?おいしいと聞くと無性に食べたくなります。
この時期、枝豆とビール。さらに枝豆がおいしければ申し分ないですね。
でも枝豆湯がくの簡単じゃないですよね。
この固さが一番!ってとこで茹で上げるのはかなり神経を使います。

こんにちは。この夏は生産者の市に行くと〝たんくろう〟という枝豆があります。黒豆っぽいです。
兄嫁が新潟出身なので、毎年だだ茶豆を大量にいただきます。そして魚沼産より現地ではおいしいといわれる岩船産こしひかりも。
でも、なんでも新潟の方が高級品だぞ~(=京都特に丹波ものは高級さ~)っていう姿勢より、好みや料理法で充分地元愛媛産で満足できる我が家です。
でも、でも、いただくとにんまり♪嬉しいです。

本当に湯がくのは難しいですね。
私なんか時間も何もなくって、適当に『もういいかい?』で一つ摘んで食べてみる。
『???まだ早い』でしばらくしてまた一つ。
こんな風にして出来上がる頃には、私のお腹も出来あがっちゃう(笑)

子供が幼稚園の頃の“遊び歌”に
♪あ~ぶくたった、煮えたった~
  煮えたかどうか 食べてみよ~♪
ムシャ、ムシャ、ムシャ(まだ早い)

と言うのがあったけれど、takumiさんのそのうち
教わりますよ。

>たなちゃん さん

当店でも考え方は同じです。

野菜も魚と同じ生鮮食品です。
つまり鮮度が命!新鮮であれば野菜の旨味も格別です。
しかも、豆類は香りがあるのでさらに顕著です。
ですからできるだけ地元のものを仕入れて使うのですが、
それでも時間をかけてでも移入の商品でないとまかなえないものとか、太刀打ちできないものがあるのです。
そういうものに限って県外産を使っているしだいです。
私なんかスーパーにいくと、なるべく愛媛のものを買います。結構地元に対する愛着は多いほうです。

>oginsan さん

枝豆の湯がき方。偉そうなことはいえませんが、私も基本は食べてみる。これ以外ありません。
ただ、これも鮮度や品種により湯がき時間が違うので、かなり気を使います。そして好み。
私は柔らかい枝豆がことさら苦手です。できることなら若干歯ごたえのあるほうが好きなくらい。
そういう意味ではこの好みの問題が一番難しいのかもしれませんね!

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