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2007年8月28日 (火)

自称社会派板前

本日、身近なボランティア、献血に行ってまいりました。

学生時代から献血はよく行ったもので、暇な時の時間つぶしに、涼しくて、飲み物も出してくれる献血センターは

私たち仲間の格好の場所だったと記憶しています。

社会人になり、時間も無くなり、献血することはほとんどなくなっていたのですが、

母が参加しているライオンズクラブで献血をサポートする活動があったりします。

そんな関係で、母が呼びかけている時に、従業員に行かせて、私が行かないのも変かなと思い、

一応率先して行くようにしています。

しかも血液センターで所長をしている方が、妻の元上司。

そんなつながりもあり、たまには顔を出すようにしているのですが、

今回何と一年ぶりの献血というい事が判明。久しぶり!

そして通算29回目。

職員の方からも「たくさん来てくれてますね!」

なんて褒められました。

献血したことがある方はご存知かと思いますが、献血用の針って異様に太いんです。

もちろん早く採血するためだとは思うのですが、なにせ軽く焼き鳥の串くらいはあります。

そんなのを刺すんですから、普通の注射とは分けが違います。

嫌いではありませんが、気持ちいいものではありません。

そんな針を今日は新人さんに刺してもらいました。

というのも、まずベテランさんがやって来て、腕をゴムで縛り、パシパシ叩いたりして血管を見ます。

一瞬、看護婦さんの顔が色めき立ったのを私は見逃しませんでした。

「はて?」

と思った瞬間、小声で近くにいた若い子に

「○○ちゃん、この人血管太いよ。お願いしてみたら?」

などと話しています。

私は血管が太いといわれることにはなれています。

何せ献血センターに通い始める以前からも看護婦さんからは非常に好かれる存在でした。

その○○さんがおもむろにやって来て

「いいですか?」

私には明らかにこの人が不慣れな人間なんだろうと言うのがわかりましたが、2人ともその○○さんがいったいどういった人なのかは私には全く説明してくれません。

もしかしたら、研修中の看護学校生なのか、それとも見習中なのか?注射が苦手ない人なのか?

一言言ってくれれば少しは安心するのに

「じゃあ、お願いしてもいいですか?」

とベテラン看護婦、強引に物事を押し進めていきます。

こうなると私も笑顔で

「ええ、どうぞどうぞ」

と言うしかないじゃないですか!

消毒をしたり、ゴムを巻いたり、確かに段取りが悪い。

他の人ならとっくに針刺して、血抜いてるでというときにもまだ準備段階です。

その間もいろんの人が私の周りにやって来て、「この血管がいいよ。太いし、はっきりしているし」

彼女にひそひそ声でアドバイスしていきます。

それでも彼女は1人で

「この血管も捨てがたいんですよね」

なんてやっています。1人で・・・

「この人よっぽどの人なんだ」

としか思えなくなってきました。

いよいよ針を刺す段になって

「痛いですから気を付けてくださいね♪」(私は気を付けれんだろ!)

と突っ込みたいのを我慢して、さらに不安を募らせ、腕に針があたります。

「ブスっ」

結構普通でした。

そして若い看護婦さん、一瞬小さく「ふっー」というのが聞こえました。

私も彼女も落ち着いてきたので

「ちなみに、新入りさんなの?」

と聞くと

「ええ、ここに来ては。でも以前は他の病院に勤めていました。小さい針は何度も刺させてもらったことがあるのですが、こんなに大きいのは・・・」

「大きいのは難しいの?」

「そうなんです。難しいんです」

なるほど。それなら最初に言ってくれたらいいものを。

そんなことも忘れていたんですね。

ドキドキしながらも、私もいい経験をさせていただきました。

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