エガニ
お客さんが大きなエガニを持ってきてくれました。
高知沖で取れるらしく、松山近辺では全くなじみがありません。
「食べたことあるか?」
そんな話を以前していたことがあり、一度持ってきてくれる約束になっていました。
そのお客さんが今日、高知から帰ってきて、その足でうちに来られました。
手に下げた大きなナイロンの買い物袋からは、明らかにかにのものと分かる足が飛び出ています。
「蟹ですか?」
と聞くと、そうだと答えます。
手渡し方を見ると、よほど自信のあるものと見えます。
ナイロンから取り出してみると、見たことも無いような大きな蟹!
しかも爪の大きいこと!
こんなのにやられたら(はさまれたら)、指が飛ぶぞ!くらいは大きいです。
軽く塩をしてさっそく蒸すことに。
大きいので、火は全開で30分はかかります。
そしてゆで上がり、ばらしていきます。
独特の臭いがありますが、身はいたってクセはなく、美味しい蟹でした。
特に爪がモチモチしていて、味もよく最高でした。
仕事が終わり、食材図典で調べてみると、正式名はノコギリガザミというらしく、房総から東南アジアにかけて生息するそうです。
中でも3種類ほどあり、少しずつ特徴があるようですが、今日のがノコギリガサミの中の何かは分かりませんでした。
お客さんとの話にも出ていましたが、泥の中に住んでいるので、臭いにクセがあるようです。
また、驚いたのは甲羅の硬さ!
包丁が全くたちませんでした。
仕方なく叩き割った感じです。
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