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2007年9月29日 (土)

どういうことか???

うちの場合、刺身にする魚はほぼ間違いなく、自前の水槽から泳いでいるものを引き上げ、それを手際よく〆てから

さばき、提供します。

泳いでいるものはもちろん新鮮。何せ生きているんですからこれ、当然!間違えありません。

さらに、うちの水槽に入る時点で既に吟味され尽くしているわけですから、

魚の物自体は申し分ないはずなんです。

ところが、おかしなことに、見かけによらないと言うか、見かけだけでは判断できないことがやっぱりあるんです。

開けてビックリじゃないですが、さばいて驚くことがたまにあります。

普通に水槽の中では泳いでいるのです。

体の表面、色艶、全く問題は見当たりません。

しかしさばいてみると不思議なことに、真っ赤にうっ血していたり、生きているのに部分的に死後硬直と同じ状態になっているものがあるのです。

これには本当に驚かされます。

うっ血しているのは恐らくひどい打ち身だと思えば理解できなくもありません。ただ痛がっているわけではないので、外見では分かりにくいですが。

しかし真に不思議なのは上半身など(魚はどれが上半身か分かりませんが)が身的(みてき)に完全に死んでいるのです。

もちろんお刺身で食べることはできませんので、加熱用にまわすことになります。(腐っているのではありません。その部分だけはスーパーの魚の身が付いていると考えていただければ、ご理解いただけるかと)

先日捌いたものはそういう意味ではひどいものでした。

尻尾は打ち身。頭の付け根からおなかにかけては死後硬直。ほとんど使う場所が無いくらい。

どこかの段階で、何かあったのでしょうが、

水槽の中では本当に普通に泳いでいて、しかも元気なんです。それが・・・

何の世界でも目利きとは難しいものです。

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