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2007年10月26日 (金)

はめられた!

昼懐石に食前酒をお付けしています。

「私はお昼に懐石を食べても、食前酒なんてでてきたこと無いぞ!金返せ!」

とおっしゃる方は当店でかなりお酒を飲まれる方です。

昼にこられても

「とりあえずビール」

の方にはあえて食前酒は出しておりません。

昔から食前酒を出していたわけではなく、昼の営業を始めた7年程前は出していませんでした。

ところが、4年ほど前から、要望が増えたのと

「一応、昼でも乾杯位はしたい」

という声がたくさん寄せられたのからです。

そんなこんなで始めた食前酒ですが、当初いろんなカクテルをやってみようと本まで買って勉強して

「甘くて、さわやかなものは?」

と探したものです。

ところが店で漬けた梅酒や果実酒がたくさんあるのに、それを放っておくのはもったいないという結論に達し、今はもっぱらその手のお酒の炭酸割りが食前酒となっています。

漬けてるお酒には砂糖の量がいい加減なものや、味の加減の合わないものが多く、炭酸で割ると酸っぱいだけだったりするものも少なくありません。

そのため、いったんボールにお酒を移してから、お砂糖を混ぜ、その後炭酸で割るという作業をしています。

昨日お昼時、少々追われ気味で、お客さんはこられているのに、まだ食前酒が出来ていない時がありました。

女中さんが

「食前酒をお願いします」

と言ってきます。

食前酒がお膳に乗らないと、料理が運べないので、焦っています。

私もてんやわんやで、時間を作らないといけないのは分かっていますが、ギリギリです。

若い子に

「ボールを運んどいて!」

と言って、砂糖とお酒を混ぜるボールの移動の指示を出します。

何とかしていた仕事を終え、裏に行ってみると、梅酒をボールと、気の利くことに砂糖が用意されています。

急いでボ-ルに砂糖を取り、梅酒を注ぎ、混ぜます。

(混ざりにくいな!慌てている時はこんなものか・・・)

梅酒と砂糖が普段よりうまく混ざってくれません。

そんなことを感じながら、次に炭酸を注ぎます。

そしてカクテルスプーンで一口味見をします。

普段ならここは一発で決まるところ。

ところが

(一気に奈落の底に突き落とされました・・・)

えもいわれぬ不味さが口中に広がり、思わず吐きそうになりました。

確認しなかった私が悪いのかもしれませんが、砂糖だと思ってお酒に入れた物質は粗塩でした。

慌てていて全く気付きませんでしたが、本当にひどい話です。

持ってきたやつを捕まえて

「何もってきとんや!」

と言っても「すみません」というだけで、どうしようもありません。

すぐに作り直しましたが、かなり気分の悪い飲み物でした。

改めて味見の大切さを知りました。

(このままお客さんに出てたりしたら、どんなことに・・・)

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