お気の毒!
バッティング。
料理屋でこんな嫌な事はないですよね。
たとえば、愛人と食事中に、妻が来た。
(身の毛もよだちます逆も嫌です。)
会社の上司に偶然出会う。
接待しているとライバル会社の人間に出会う。
いろんな嫌なことが想像されますが、あからさまに
「げっ、気まずい」
と言うのに、カウンターの中から見ていて、出くわしたことはありません。
しかし、今日はまずかった。
あるお客さんは楽しく食事をされていました。
お酒も少量ですが飲み、いい感じでした。
そう、1時間後にそんな悲劇が起こるとは、そのとき想像できようはずもありません。
別に予約を聞いていたお客さんがありました。
この方も先ほどのお客さんと同じでカウンターのお席です。
その予約のお客様が予約の時間ごろになり入って来られました。
その瞬間
「ぎくっ!!!」
と音にでも出そうなほど驚かれ、苦し紛れに
「いやああ、・・・」
とその方に声をかけます。
続けて
「これはまずいな、こんなところで出会おうとは!」
まだ分からないですよね。どうしてこの2人は会わないほうが良かったのでしょう。
お客様の続きの言葉を聞いてみましょうか。
「今日は、3杯くらい飲んだだけよ、なあ、大将?」
父に助けを求めています。
父も苦笑い!
分かりましたか?
後から来られたお客様はお医者さん。
先に食事をされていたあるお客さんは患者さんの関係だったのです。
何でもお酒を控えるように言われているらしく、さすがにばつが悪いことだったでしょう。
食べ物も喉を通らないはずです。
その状況を打開しようと、
患者さんは先生に差し入れをされていました・・・
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