さば
今では完全に高級魚になっている鯖ですが、
魚市場にいる大学の時の同級生のお母さんが
「食べてみて」
と言って一匹プレゼントしてくれました。
御礼の電話をして、産地を聞いてみると、九州ということだけ教えてくれました。
何でも少し前までは痩せていたのに、肥えてきたから美味しいだろうとのことでした。
そして、何にして食べようかと迷い、刺身は他のときでも食べれる。
とりあえず、しめ鯖にはしてみておかないと、味を見るという作業ができないので、
片身は塩をして、しめ鯖にしてみることに。どれほど脂が乗っているのか楽しみです。
そしてもう片身。
これは少々悩みましたが、もらったときでもないともったいなくてできないので、塩焼きと生姜煮と両方作ってみました。
普通なら、身が生きていて、刺身で食べれるようなものは、絶対にもったいなさ過ぎて、そんなことに使えません。
おかずに使うのもノルウェーからやってくる、西洋鯖です。
包丁を入れるときでも、なんだか
「本当にこんなことしてええんやろか?」
と正直びびりました。それくらい鯖は高級魚なのです。
思い切って焼いた鯖は、さすがに脂の質が良く、美味しかったです。
しかし、残念なことに、焚いた物は少々ぱさつき感が出てしまい、若い子達も
「これって、冷凍鯖のほうが美味しいかもしれませんね・・・」
と言います。確かに冷凍の鯖は身が完全にクタクタになっているので、やわらかく、しかも脂が全身に回っているのです。
不思議なものやなと感じながら、二度とこういう食べ方をすることはないだろうと、思いました。
確かに勉強とはいえ、ちょっともったいなかったです。
おばちゃん、ごめんなさい。でもしめ鯖は最高でしたよ!
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