十日恵比寿
商売繁盛の神様で知られる恵比寿様。
毎月十日にお祭りが行われますが、一月は初恵比寿として、年間で一番人手の多い日となります。
大阪の恵比寿さんも有名ですが、京都の祇園にある恵比寿さんも一月の人出はなかなかのもの。
狭い路地に露天が両サイドに並び、そこをもみくちゃにされながら、小さな恵比寿神社まで歩いていくのです。
そこには商売人の方が寒い中たくさん集まり、祈願してもらったり、お賽銭を投げたり、札を買ったりと、大混雑なのです。
私が京都の修行時代に一度だけ女中さんに連れられてお参りしたことがあります。
そのときの人出の多さと、神社の小ささに驚き、2回とお参りすることはありませんでした。
まあ、一度見ておけばそれでいいかなくらいのものだったのです。
私の住むマンションの近所の神社にも恵比寿さんが祭られています。
マンションの掲示板に「十日えびす」と案内が書いてあったので、妻に
「お参りして来い」
といって、お願いしておきました。
そして夕方
「どう?賑わってた?」
と聞くと
「全然!中でお払いしてもらっていた人はチラホラいたけど、露天があるわけではなく、垂れ幕がかかるでもなく、全くお祭りのようではなかったよ」
と残念そうでした。
確かにえびすさんだけを祭る神社ではなく、むしろ端のほうにあるだけの神社ですから、仕方のないことなのかも。
所変わればってことでしょうか・・・
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