遠路はるばる!
30年ほど前、松山でお仕事をされていて、その後出身の岡山に帰られた方がいらっしゃいます。
松山にいた当時は本当にお世話になったらしく、夫婦でよくお店に来ていただいたそうです。
岡山に帰られてからもお付き合いは続き、私が京都に修行に行っていたときには、遊びに来てくれて、お店で食事をしてくれたりもしました。
その方が、急に思いついたらしく、昼過ぎに電話がかかり
「今からそっちに食事に行くよ」
とのこと。電車に乗るか、車で来るか悩んだ挙句、電車でくる事になり、駅からの電話でした。
前回来られたのは3年ほど前。
近くても遠いこの距離ですから、仕方ありません。
久しぶりにお会いして、お話をうかがうと、今日はご主人様が誕生日だとか!
「どこの店に行く?」
と二人で相談しても、全く決まらず
「それなら松山のふぐは?」
となったそうです。
それにしてもうれしいじゃないですか!遠いところ、食事をするためだけに3時間ほど電車に乗って来てくれて、また明日帰るわけですよ。
そんなことしてくれる方、そんなにいらっしゃるもんじゃありません。
「ふぐはどうでした?」
とお伺いすると
「美味しかったよ。来たかいあったよ」
との言葉。ありがたいですね。
父と母が昔話に花を咲かせていました。
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