かきあげ
今月の夜の献立にごぼうのかき揚げが入っています。
人によりますが、かき揚げはごぼうが一番おいしいという人もいるくらいで、揚げることで、甘みが出てくる野菜の1つでもあります。
うちのごぼうのかき揚げは、細かめに笹がきにしたごぼうを薄めの衣で煎餅のように「パリっ」と揚げます。
ごぼう以外にも三つ葉と帆立貝と鯛の皮が入っています。
これらが隠し味になって、うまみを凝縮させているのもポイントです。
かき揚げでも、衣を多くして、だんごっぽくしたものを作るところもありますし、うちのように衣を少なくして、完全に歯ごたえ重視にする店と二通りあるかと思います。
ただし油切れがいいのは間違えなく後者です。
だんごのようにすると、素材のうまみそのものは確かに残りますが、どうしても油っぽくなりがちなのです。
てんぷらの中でも最上級に難しいかき揚げですが、あくまで揚げるのは人ではなく油です。
徹底した温度の管理と、前もって出来る衣の加減さえ出来ていれば誰でも美味しく作れます。
今のIHコンロは油の温度管理も出来るそうなので、その点楽かもしれませんね。
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