不平等あみだくじ
くじとは基本的に平等な条件で抽選が行われないといけません。
もっとも宝くじなどにしてもそうですが、たくさん引く(買う)と言うことは確立をあげることにつながる訳で、この場合、一回引いたときに当たる確立が平等なわけです。
きよみずには私と父以外に板前が現在4人います。
1人は10年選手のNくん。次に7年目を終えるKくん。さらには3年目を終える同期のIくんとOくんがいます。
当店は祭日も営業していますが、喫茶店はお休みです。
ですから、平日は我々が休憩しているときは、喫茶店の店長がお留守番と電話番をしています。
しかし、祭日はその代わりを板前がしないといけません。
そこで、用いられるのがあみだくじ。
もちろん負けた人一人が店のお留守番をします。寝ていてもいいのですが、1階で電話と人が来るのを待たないといけません。
今日の話の中で若い二人が
「絶対にNさんは当たることはないですよね!」
と言っているのを聞いて、私が
「へえ、Nくんはそんなにくじ強いの?」
と聞くと「いやあ、そうじゃなくって・・・」
と言いにくそうに
「あみだするんですけど、Nさんは1つ、Kさんは2つ、僕たちは3つくじを引くのです」
と言うのです。
「おおお、そんな不平等なことになっているの?ひどいね!」
と私が言うと、横からNくんが
「年功序列ですから」
と胸を張ります。
「そうやね、怖い怖いこの職場は・・」
と私が言うと、さらに
「なんなら巧さんも引きますか?」
と脅しをかけてきます。
以前は私もくじに参加していたこともありましたが、めんどくさくなって、逃げっぱなしで、今では暗黙のうちにその役割を免除してもらっています。
で、結局今日も4人がやたらと多い、9本のあみだくじを作って盛り上がり、結局一番若いI君が順当に当選してしまいました。
(Iくん)「確立高いですね!」
まあ、後輩が入るのを待つしかありませんね!
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