ありえない・・・
本日お昼の営業時間のお話です。
今日は比較的お客さんも多く、なかなか大変な状況が続いていました。
そんな中、予約の電話が入り
「4人でもうすぐ行きます」
ということでした。
そしてまず、2人がみえられました。
お客さんにはお絞りをお出しして、お相手さんがみえられるまでのつなぎのお茶を一杯。
しばらくして他のお客さんもいっせいに来られて、調理場はひっくり返したよう慌しくになります。
私は事あるごとに
「お連れさん、遅いな!」
と心配はしておりました。
その方が来られてから40分くらい、ようやく他のお客さんの料理もおおかた出し終えて、それでもお連れ様はお見えになりません。
「何でだろうね?本当に来られるのかな?」
と調理場で話がですくらい待っていらっしゃいます。
他のお客さんの料理が完全に終わり、
そのお客様が来られてから約1時間20分。
次の瞬間、父との話の中で、我々スタッフ一同は驚愕の事実を知ることになるのです。
実はお客さんは4人連れではなく、2人のお客さんだったと言うのです。
結構真剣にお話されていたとはいえ、1時間以上も、
いっこうに料理が出てきそうも無いのを文句の一つも言わず
「ず~」と待っていらっしゃったのです!
私は本当に申し訳なく、どこでどうなってそんな手違いが起こったのかも分からず、お客さんに必死に謝りますが
「いえいえ、かまわないんですよ」
の答えのみ。私なら確実に発狂して帰っています。
しかも
「美味しいですよ」
と料理を褒めながら食べてくれるのです。
私だったら絶対にありえない。そんな状態で料理を食べても美味しい訳がありません。
謝って、ちょっとでも怒っていただければ、何かこちらの気も済むのですが、それも出来ず、出るのはため息だけです。
こんな経験は仕事を始めて初めての事でした。
本当に気をつけないといけないですね
そう言うことって,うちでもたまにあります。
連れがくるからと待っていて、あげくに
『お店を間違えていた!』と出て行ってしまいます。
三越裏に地下のお店は、近くにもう1軒あるから
間違えるのは仕方ないですけれど。
うちは三越の隣、もう1軒は三越の向かいなんですけれどね。
でも本当に辛抱強いお客様なんですね。
きっとお料理が待った時間を忘れさせるくらい
美味しかったのでしょう。
今日は本当にご馳走様でした!
お料理は勿論ですが、“つわぶき”には
感激しました。
有難うございました。
お気持ちがとっても嬉しかったです。
私も作ってみますね!
投稿: ogin | 2008年3月29日 (土) 00時32分
私の場合、自分たちより後に入ってきた人たちの
料理が先に出てきた時点で切れてるね(笑)
きっとそのお客さんは時間に余裕があったん
だろうね~、あとお腹もそんなに空いてなかった
のかも? それにしても1時間20分なんて・・・
投稿: Minnie | 2008年3月29日 (土) 03時43分
>ogin さん
本日はありがとうございました。
つわぶきの梅酢漬け、面白い料理ですね。
はっきり言って今している料理屋さんは少ないと思います。勉強になりました。
でも本当はもう少し酸味を抑えたいのですが・・・
>Minnie さん
いやあ、本当に申し訳なかったです。
いくら時間があったとしても、私ならと思うと心が痛みます・・・
投稿: takumi | 2008年3月29日 (土) 09時00分