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2008年3月 6日 (木)

湯葉料理

湯葉は豆乳を湯煎にかけ、表面に出来た膜を引き上げた物で、そのまま食べたり、乾燥させたりして、さまざまな料理に使います。

もともとは仏教と共に中国から伝わったもので、門前町にはその手のお店が今でもたくさん残っています。

その名残からか、今でも数件、京都の東寺の近くの十条には湯葉屋があり、

料理名でも湯葉を使ったものを

「東寺~」  例:東寺蒸し、東寺揚げ、東寺巻き

と呼びます。

そもそも精進料理に多く使われていましたが、次第に日本料理の中にも取り入れられるようになり、我々京料理の中でも、麩と湯葉は無くてはならない食材であります。

食材の業者の広告の中に、京都の湯葉屋さんの資料があり、興味があるものがあったので、冊子を一冊送ってもらいました。

ためしに一度買ってみたいなと思うものはありましたが、未だ買うにはいたっていませんが、

興味深かったのその中に書いてあった、湯葉を使った料理の数々。

少々創作的なものもありましたが、

「そんな使い方もあるんかいな!」

と思わせるようなものもあり、ちょっと驚きました。

そして今日、1つだけ試してみました。

「カマンベールチーズと湯葉とえびのかき揚げ」

なぜ、私自身、数ある料理の中から、これに飛びついたのかは分かりませんが、異常に食べてみたくなり、材料をそろえてやってみました。

若い子一人捕まえて

「ちゃんとやれよ、美味しく作れよ」

と葉っぱをかけます。

「これはどうしたらいいんですか?」

と細かい質問をしてくるので

「そんなこと分かるくらいなら、お前にやらせたりせんわ。はよやれ」

と言って急いでやらせました。

恐る恐るやっているのですが、見た目も意外と上手くできているので

「さすが!やるね!」

と少しおだてて、出来上がりを待ちます。

揚げたてに「さっ」と塩を振って口へ運びます。

ところが!なんとこれ、いけますよ!驚きの美味しさです。

調理場のみんなにも食べさせましたが、みんな食べれないと思っていたようで

「これ、想像以上ですね!」

とびっくりしていました。

ただ、油にチーズが溶け出すので、実用にはちょっと問題があります。

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コメント

もおっ、カマンベールチーズにゆば&えび、美味しいに決まってるよぉっ!と叫ぶ私
このまま今晩はもう寝ようと思ってたのに、何か食べなきゃ納まらないわ
明日起きてからこのブログ、のぞいたらよかったかも…カロリーが…

>いか さん

試してみてください。絶妙な美味しさでした。
塩をきかしぎみのほうが、あてにはいいかもしれませんね!

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