燻製シート
先月、某料理雑誌の広告で、燻製シーとなるものを見つけました。
記事によると、従来のように火を使ってチップを燻し、燻製を作るのとは違い、
燻製のエキスをしみこませた布のようなものを素材に巻きつけ、味と香りを付けるというものでした。
開発はノルウェー。生産国はリヒテンシュタイン公国。
余談ですがこのレアな名前の国が出てきましたが、私もこの国があるのを知ったのは8年前の中央ヨーロッパ旅行のときでした。オーストリアのとなりに位置する小さな国です。
まさか燻製シートを作っているとは・・・
話は戻ります。
何でも火を使わないので、生ものの鮮度が保ちやすいのが特徴で、手軽に出来るのも利点だとか。
何か和食にも使える可能性があるのではと興味があったので、サンプルを申し込んでみました。
お金はかかりますが、どんなものか一度やってみる価値はあるかと思いました。
先週、そのサンプルが届き、何の魚を燻製にするべきか悩んでおりました。
出来ることなら試作なので、残った魚を使えたらと思っておりましたが、先週は意外と残り物が少なく、機会がありませんでした。
そして土曜日、ついに残り物が出ました。
贅沢にもふぐと平目です。
早速それらを水気を取るシートにくるみ、表面を乾燥させ、その後塩と胡椒と砂糖をあわせた調味料をふりかけ、味をつけます。
3時間後水洗いして、さらに水気を切り、その燻製シートではさみます。
それを真空パックして約2日間味をしみこませます。
がしかし、この燻製シートのものすごい匂いがたまりません!。
シートが入っている袋を開けた瞬間、どこからとも無く調理場の人間が現れて、
「なんですかこの匂い!正露丸みたいですね!」
と味気ない一言を。しかし、それくらい強烈な匂い。
恐るべし燻製シート。触った手も何時間経っても燻製の匂いがします。この匂いで一杯やれそうです♪
匂いはともかく、出来上がりの魚を食べてみるのが楽しみです。
なんとなくなじめそうに無い味のものが出来そうなのは、気のせいだろうか・・・
今から期待薄です・・・
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