さすがは老舗
お客様に虎屋の羊羹をいただきました。
東京からいらしたお土産でいただいたのですが、
普通の羊羹ではなく、季節限定羊羹で、いつも家庭画報などを
「きれいだな!羊羹一つでもこれだけ創作できるんだな」
と見ていた羊羹そのものが届きました。
名前は「桜の里」
その名の通り、桜をイメージした羊羹で、二層で構成され、下段は緑色。上層は桜色。
見るからにきれいで、しげしげと見ていると、緑の部分には桜の葉の塩漬けが刻み込まれています。
そして上のほうは赤く染まった道明寺。
「なるほど、桜をイメージしただけではなく、桜餅も重ねているんだ」
と気づくと、これまた自分の料理に関する創造性の無さが痛感させられるほどの感動がありました。
羊羹自体、そんなに好んで食べるほうではないのですが、味も美味しく、関心ばかりでした。
さすがに羊羹一筋で長い歴史を持っているだけはあります。
こうした括弧たる技術だけでなく、アイデア、想像力、商品化など
「いまさら何言っているのよ」
と怒られそうですが、今日ほど感銘を受けたことはありませんでした・・・
画像はとらやHPからの引用です。
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