寂しさすら・・・
ワインをまじめに管理し始めて、半年ほど。
店のワインをリストにして、足りない部分を買い増し(とは言え、まだまだ充実しているとは言いがたいが)、売れたらまめに補充する。というのを繰り返してきました。
結果、売れ筋であったり、お客様の選ばれる点などを少しずつ把握できるようになって来ました。
ところが、このところ本当に頭の痛い問題を抱えております。
輸送コスト増と、蔵出し時点での値上がりから、全体的にワインが高価になっているのです。
ですから3年前に買ったものを別のビンテージで同一銘柄(同一生産者)のものを買おうとしても、売ったお金では買えなかったりする事態が発生しているのです。
3年前に買って、それに利益を乗せて販売したはずなのに、本来ならその利益分を差し引いた金額で買えるはずのものが、買えないのです。
確かに損をしているわけではありませんから、問題ないといえば問題ないのですが、やはり売れた以上補充が必要です。
リストにたくさんのワインが載っているからこそ、売れ筋のワインが売れるのであって、売れ筋ばかり集めたのでは、やっぱりお客さんは「ワインをあまり扱っていないお店」と見てしまいます。
そこが厳しいところなんです。
買っても次を売らないとただの在庫になってしまいますし・・・
さらに問題なのは看板的な高めのワインが売れてしまったとき。
これはさらに深刻です。
高いから売れないだろうという感じで置いているので、特別利益率は低くしています。
しかし好きなお客様はそこに目をつけて
「お得!」
と注文されてしまうことがたまにあるのです。
結果先述と同じく、同程度の看板ワインは高すぎて買えないのです。
こんな時は
「リストの宝物がなくなってしまった・・」
という切ない気持ちになってしまいます。
本当は喜ぶべき事なのですが・・・
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