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2008年6月20日 (金)

ひたひたとかぶる

微妙な調理用語で、しかも意外と分かっていそうで、分かっていないものってあるようです。

たとえばと言われると、すぐには出てこないのですが、

今日調理場で話されていたのは、“ひたひた”と“かぶるくらい”の差です。

この時点で言葉を知らない方に説明しますが、鍋やボールなどに物を入れて、そこに水や出汁等の液体を入れるときの量を示す表現として

「ひたひた位にしといて」

とか

「かぶるくらい入れといて」

と言ったりします。

実際には両者は違うのですが、知らない人からすると、何がどれくらい違うものかと言うのは、言葉を聞いただけでは「ピン」と来ないものなのです。

かくいう私もこの仕事について5年ほどまでは、両者の違いをしっかり理解していませんでした。

と言うのも、今でこそ言えますが、おそらく最初に勤めた職場自体、その言葉の使い方を間違っていたと思います。

ですからよく

「ひたひた、かぶるくらいにしといて」

などと言う指示が出ていたのを覚えているくらいですから、まあ、ごちゃ混ぜだったのでしょう。

今日、うちの若いもの頭が

「これをひたひたまで水入れてみ?」

と言葉を理解しているか、若い子を試しています。

試された子はしっかりと中の素材が水の中に漬かる位、水を入れてしまっていました。

私はそれを見て

「もう、水がもったいないからお止めや!」

とさりげなくアドバイスを送ったのですが、相手にされませんで、結局、鬼の首を取ったかのように、若いもの頭に指摘をされていました。

「ひたひたとは、内容物の頭が均等に出ていないといけないんだ。全部つかると、かぶるになるんだ」

と、うれしそうに説明していました。

その通りなのです。およそ2/3ほどつかっているのがひたひたと思っていただければ間違えないかと思います。

言葉は難しい。誰が思いついたんでしょう、こんな言葉!

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