昨日、酒屋さんが車の中に置いてあったバックごと盗まれて、非常に落ち込んでいました。
配達中なので、鍵はつけっぱなしで、窓は開けっ放し。
いわば盗ってくれといわんばかりの状況を作ったうえで、
バックを置きっぱなしにしていたのですから、仕方ないといえば仕方が無い。
しかしかわいそうなものです。会社側は
「ガラスを割られて盗られたなら、考えもするが、今回は自己責任」
ということで、数万入っていた売り上げは弁償だそうです。
お気の毒です。
そんな矢先、今日はうちの前で、また事件が・・・
私が昼休み、店を出て、しばらくして帰ってくると、なにやら神妙な顔をして、クリーニングのおばちゃんと、喫茶の店長が電話を持ってやり取りしています。
クリーニングのおばちゃんはうちの出入り業者で、汚れた白衣を持って帰って、クリーニングして持ってくるという仕事をお願いしています。
週に3回来るのですが、決まってこの時間帯です。
そして喫茶の店長が
「この方が、バックを盗まれたんだそうです。ほんの5分くらい、うちに上がって、白衣を置いて、汚れ物を盗ってくるわずかの間だそうです」
昨日の今日で、2件とは大変です。おばちゃんは携帯の休止を申し込んだり、キャッシュカードをとめたり、処理に慌てています。
私が帰ってくる前に警察には連絡していたそうで、そのうち来るだろうとのことでした。
店の前には昨日被害にあった酒屋のお兄さんもいました。
話ではちょうどその時、酒屋のお兄さんがそこで立ち話をしていたのに、気づかなかったとのことです。
10メートルと離れていないくらいの場所なのですが、5分もかからずとは早業です。
ところが今日のほうが深刻なのは、どうやら金額が大きく、しかも会社の売り上げで、おばさんは現金やら、カードやら、携帯、印鑑証明やら、たくさん持ち歩いたのをすべてやられたそうなのです。
そりゃ慌てます。
表で私がぼんやりしていますと、怪しげな車が「すー」っと横付けしてきます。
「これは変な人やな。置き引き犯か、警察や」
と思っているとずばり後者。
降りてきた2人組のベストには
「愛媛県警」
の文字が。いつも思うのですが、ニュースで容疑者の家に家宅捜索に入る警察の方々は絶対に
「あんたのほうが犯人やろう!」
というくらい、いかつく、目つきの悪い人ばかり。
今日の2人もまさにそんな感じでした。しかもやる気なさそうに、ふてぶてしそうに、うちのほうにやってきます。
事後処理を終えたおばさんを当店のカウンターに座らせ
「ちょっと場所をお借りします」
といって実況見分ですが、おばさんは落ち込み、うつむき加減で、警察はお役所仕事で淡々とやるものですから
まるでおばさんは加害者。
責め立てられている人って感じで、気の毒です。
しかも警察的には
「そりゃ、窓も鍵も開けて、バックも置いておいたら、盗って下さいってなもんで、仕方ないですよ」
とはっきりといいます。人の子なら「お気の毒に」くらいのことが言えてもよさそうなのですが、大人じゃないんですよ!この人たち・・・
結局、おばさんは免許もないまま帰って行きましたが、おそらく相当落ち込んでいることでしょう。
ちなみに、以前になりますが、うちに出入りの乾物屋さんは、配達の車を盗られました。
配達を終えて、出てきたら、車が走っていくところが見えたのですが、追いかけても全然追いつくわけもなく、途方にくれたそうです。
さらにその車は、遠く離れた市内で、事故を起こし、乗り捨てられていたという、落ちまでついてしまいました。
基本、配達の車は施錠もせず、むしろ鍵さえつけっぱなしということなのでしょう。
用心しないと、日本はそんなに治安の良い国ではなくなっているのです!
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