メイドイン愛媛
地元の銀行主体の「メイドイン愛媛」という名称のビジネスマッチングに行ってまいりました。
場所はアイテム愛媛という松山の海の近くの、施設です。
車で30分ほどかかるので、今日は午前中の仕事は任せて、
そちらに専任ということになりました。
要はいろんな企業を集めておいて、あらかじめ登録させ、
そこで商品やアイデアを売り込んだり、買ったりするという催しです。
相手からのオファーには決して"NO"が言えないシステム。
ですから、私が会いたいといった企業さんも逃げられないわけです。
結果4件の商談が昼頃から入り、30分おきごとに繰り返して行われます。
私がお声をかけた所が2社。逆にうちに声がかかったのが2社ありました。
まず、声をかけていただいたのは県外の大手メジャーバイヤー。
見た瞬間「どうしてこんなところが!」というような会社でしたが、案の定、すぐに商売になるようなお話ではありませんでした。
正直、向こうさんは向こうさんで、品質はもとより、金銭的なことなどなど、多くの基準を持っておられて、そうそう扱うようにはならない感じです。
その高いハードルを越えた商品のみが、おそらく世の中にヒット商品として流通していくのでしょう。
逆にうちが買うほうのお話ですが、面白い養殖うなぎやさんに出会いました。
西条という愛媛県の東部に位置する場所で、打ち抜きのきれいな水を利用してうなぎを養殖しているそうです。
一般的な養殖うなぎは11ヶ月で出荷するそうなのですが、そこのうなぎは2年間かけて養殖、出荷するそうです。
ですから、ただ太りすぎているうなぎではなく、ほどほどに身に締まりがあり、美味しいのだそうです。
帰り際に
「うちは広い池でうなぎを飼っているのを、近所の人はみんな知っているから、大丈夫や」
と言っていました。おそらく偽装のことを言っているのでしょう。
そして
「これ、食べてみてください」
とナイロンに入った生きたうなぎを3匹、くれました。
「裂けるか(さばけるか)?」
と聞かれ、私も
「うなぎやさんほど上手くはないですが」
と笑顔で応え
「すまんな、そりゃ失礼なこと聞いたな」
と素朴な方でした。
会場でうなぎの入った大きなナイロンを下げて歩いていると、いろんな方から声をかけていただき
「何やそれ、うなぎ?どうするの?」
と聞かれるので
「貰ったんすよ。もちろん持って帰って食べますよ」
と言いながら歩くと、みんなうらやましそうにしていました。
ある意味ちょっと目立ってしまいましたね。
ということで、明日、裂いてみようと思いますが、
どれほど美味しいのか、食べてみるのが楽しみです。
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