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2008年10月31日 (金)

どうもいけないようで!

このブログでいろんなお話をしています。

「こんなことする予定です」

なんて告知を再々するのですが、どうもその後の経過や結果の報告ができていないようで、

見ているという人や、お客さんから

「あの話どうなりました?」

などと聞かれて初めて

「ああ、気にしてくれてたんだ」

とか

「そういえばそんな話したな、ダメだったんだよな」

という結末を迎えたりしているわけですが、それをお話できてないんですよね!

そんなことで、知っている人はつまらないですが、知らなかった方のためにプライベートな出来事の結果報告をしたいと思います。(よく聞かれるお話限定です)

まず一番最悪だった出来事から。

車の事故の件ですが、結局2週間ほどかかって修理が終了。

お支払いした金額は29万8千円ほどでした。

若干安くなった程度で、やはり車は高いということを実感いたしました。

妻の機嫌が悪くて困っています。

続いてお蕎麦の件。

ミャンマーの麻薬撲滅のためのそばを打った話をしましたが、食べてくれた人には結構好評でした。

そばの香りもするし、歯ごたえもいいしと。

逆に、翌日打った国産の新そばですが、のしすぎて薄くなり、歯ごたえが少ないと不評でした。

そばの香りは「ガツン」と来るのに・・・

残念です。数ヶ月のブランクが失敗を誘いました・・・

そしてガラスの割れた時計。

簡単に修理ができるかどうかわからないそうです。

日本で修理ができたら2万5千円。メーカーに送った場合は8万円ほど。

もう時計なんて要りません。

そして最後にいなくなった犬。やはり出てきません。

これは本当に不思議です。どこかに身を隠し、息絶えていたとしても、そろそろ分かりそうなものですが、どこへ行ったものか・・・

とこんな感じです。

書きっぱなしが多くてすみません。

気になることがあれば、またおっしゃってください。報告します。

2008年10月30日 (木)

ひどいもんだね!

某雑誌で

「職業別平均年収ランキング100」

というのを見ました。

職業別に平均年収と平均年齢とが書かれていますが、非常にあいまいな数字と分類にちょっと笑ってしまいました。

栄えある第一位はアメリカ大統領。平均年収7800万円、平均年齢65歳。

これを見て「何でやねん?」と思いません?

もののたとえでしょうが、平均のランキングに大統領って・・・

職業かな???

ちなみに二位以下は内閣総理大臣。プロ野球選手、警視総監・・・みたいに続いていきます。

プロ野球選手は平均が高いですが、選手生命は短いですよね。

そして年収1000万円平均の境目あたりに、Jリーガーと大学准教授というのがありますが、大学准教授も国立私立の区別も無く、あいまいです。

会社員は「上場企業会社員」というくくりでまとめられ、15位くらい。その後いろんな職業が出てきます。

そして栄えある(栄えは無いな・・・)ワースト1は「フリーター」

気の毒ですが、これは仕方がありません。

順に悪いほうから縫製工、洋裁工、そしてわれらが調理見習い。

100のなかで96番目です・・・

さらに調理師になると少しあがって70番ぐらいになります。栄養士と並んでいます。

それを若い子たちに見せると幻滅していました・・・

中の1人が

「料理店店主というのは無いか」

と聞いてきましたが、残念ながらありませんでした。自営業というのもありませんでした。

どのように調べたものか、非常に適当な、面白いランキングでした!

2008年10月29日 (水)

おかしい!

きよみずの実家では犬を飼っていました。

一番多いときで3匹の柴犬がいましたが、だんだん歳とってしまい、

1,2匹と老衰のように死んでしまい、残るは若くして緑内障により失明してしまったメス犬1匹になっていました。

彼女の名は「ペコ」といい、身体も小さく、かわいらしい犬でした。

不幸にも視力を失ってからも、以前と同じようにらせん階段を上り下りし、

鼻と耳を頼りに、何事も無いかのように生活していました。

ただ、数年前に良き仲間の「ポン吉」が死んでしまってからは、手がう相手も居らず、だんだん老け込んできてはいました。

歳もおそらく14歳くらいにはなっているかと思います。

ここ1週間ぐらい、えさをよく食べるので、少し余分に入れてやろうと思ったのが、今週の月曜日。

ところがその月曜日の夜になってもえさ箱のえさは手付かずでした。

いつもなら、朝私が出勤してくると同時くらいに、えさ箱のところにやってきて、えさをもらうのを待っていました。

ところがその日に限って来ておらず、少し不思議には思いましたが、気にもしていませんでした。

しかし1日たっても食べていないのは変だと、歩けるスペースをすべて探してみましたが、いないのです。

いろいろな物が置いてあり、雑然とはしていますが、そんなにどこかに入り込んでいなくなるような隙間はありません。

店の板前たちも探したりしてくれましたが、やはりいないのです。

結局それから3日。発見できません。

板前の1人は

「窓が開きっぱなしになっていて、出て行ったんですよ」

といいますが、目が見えない犬が3階から1階まで降りてきて、玄関から出て行くものでしょうか?

いつも歩いているところならいざ知らず、容易なことではありません。

ビルから落ちそうなところも無いですし、下も確認してみました。

昔からペットは死ぬときは知らないうちにどこかに行って死んでしまう。

なんてことを聞いていましたが、うちのいる犬たちは閉鎖された空間で生活しているため、そんなことはできませんでした。

ただ、飼い始めてはじめて死んだ犬は、私から逃げるようにして急に歩いていき、離れたところでパタリと倒れて、階段を転げ落ちてきました。

あの時は

「やはり死に際を見せまいと思っていたのに、間に合わなかったんだな」

と子供ながらに思ったのを覚えています。

もしペコが死んだ姿を見せまいと、このビルからどこかに出て行ったのなら、すごい話です。

どこかで生きていてくれたらとは思いますが、歳が歳だけにあきらめています。

寂しい限りです・・・

2008年10月28日 (火)

そんなこと言えるものか・・・

当店のお客様がウォーキングの途中で百貨店を訪れたそうです。

何気なく立ち寄り、以前から欲しいと思っていた、あまりメジャーじゃないサイズのバックを探していました。

最初に入ったショップでは、やはりその大きさのものは取り扱ってないといわれ、

その隣にフラッと入ると、見る限りでは所望のバックらしきものはなかったそうです。

しかし店員さんが

「何かお探しですか」

と来たので

「ビジネスバックを探しています」

とそのサイズを伝えたそうです。

そうすると奥に取りに行き、手袋をつけた店員さんが恭しく袋に入ったバックをお盆に載せて持ってきて、取り出そうとするそうです。

なんとなくお客さんも「高そうだな」と思い、店員さんに

「先ほど、隣の店では13万円くらいのバックを見せてもらいましたが、そのくらいのものですか?」

と聞くと

「もう少し高いのですが・・・」

と答えます。見せてもらったバックは、いいものには違いませんが、牛皮ですし、特別高そうには感じなかったそうです。

ところが値札を見てびっくり!

なんと78万円だったそうです。

それを見てお客さんは店員さんをつかまえて

「あなた、さっき少し高いといったでしょ?どこが少しなの?こんな値段で牛皮のバック買うなら、私は牛を買います」

と言い放ったそうです。

それを聞いた周りの店員さんが大爆笑したそうで、接客中の店員さんも吹き出したそうです。

確かに牛でも買えそうな値段ですが、生の牛からバックにすることは困難かもしれません。

その後、接客してくれた店員さんに

「あなたは私がジャージ姿で来店したにもかかわらず、しっかり接客してくれて、さらに70万円からするバックを持ち出してきて、お客さんの姿で判断することなく、たいしたものだ」

とほめたそうです。店員さんは

「当店ではそのように気を使っております。見た目では判断いたしません」

といったそうです。確かにその通り、すばらしい。しかしそのお客さんはまず買わないでしょうね!

2008年10月27日 (月)

麻薬撲滅!

そば粉を買いました。

夏ごろからなくなっていたのですが、特別必要がなかったことと、ひねものになり、そばが一番悪くなったときに買うことないと思い、新そばが出るまで待つことにしていました。

いつも買っている小諸の製粉屋に連絡してみると、10月中ごろから新そばを売り出す予定とのことで、楽しみに待っておりました。

そして先日、やっと新そばが届きました。

そこで少し気になったそばが。

ミャンマー産のそば粉です。

何でも貧しくて、仕方なくお金になる、大麻やマリファナを栽培している人たちに、そばの栽培技術を教えて、できたそば粉を輸入するプロジェクトがあったらしく、

たった1つ買うことでも、何らかの手助けになるのかな?

なんて思い、2キロだけですが購入して、打ってみました。

そば粉自体そんなに悪くもなさそうですが、いかんせんこれは新そばではないので、香りも乏しく、打つものちょっと難しいのです。

ひねてくるとだんだんそばが寄りにくくなり、切れやすくなります。

要は粘り気がなくなってくるわけです。

また、新物が出たときにでも注文してみようと思います。

ちなみにこの粉、国産の約半額です。

魅力的といえば魅力的です。

あす、新そばを打ってみる予定です。

どれくらい美味しいか楽しみです!

2008年10月26日 (日)

あああ・・・!

今朝、家を出るとき玄関で、ポケットに入っている時計をはめようと、手をいれまさぐっていました。

昨日のズボンをそのままはいたので、ポケットには車や家の鍵が付いたキーホルダーと自転車の鍵が付いたものと時計と3つのアイテムが入っていました。

手で探りながらその中の時計を探し出し、

取り出そうとしたその瞬間、手から時計が滑り落ちました。

「あら落ちたわ!」

くらいの軽い気持ちで見ていたのですが、何となく嫌な音がしました。

拾い上げた時計を薄暗い玄関で目を凝らしてみてみると、明らかにいつもの状態ではありません。

表面のガラスが割れているようにも見えます。

しかし硬いガラスを使っていて、傷も付かないとの触れ込みでしたから、まさかと思っていましたが、

そのまさかでした!

Img_0934

長年愛用してきただけに、ショックでした。

「これって吉凶、どっち?」

と非常に不安になりましたが、とにかく前向きに考えた方がいいと思い、悪いことがこれで済んだのかな?

ということに勝手に決めました。

とりあえず今日は悪いことがありませんでした。

それにしてもガラスだけ代えることは可能なのでしょうか!

本当に日曜日ごとに物入りなことが起こる月です・・・

2008年10月25日 (土)

どちらの方???

昨日は近所で警備を固める警察官のお話をしました。

やはり近所に見ず知らずの人がたくさんいるという事は、なんとなく気味が悪いものです。

先日、1時間ほど早く出勤したことがありました。

しないといけないことが多く、勝手に早く来たわけですが、ほかの子達はすでに出勤済みでした!

そんなときに出会った不思議な光景。

なんと二番町界隈をゴミ拾いをしている人たちがいるのです。

最初2人組の男の人がいて、ゴミ袋とゴミ拾いを持っていました。

「この人たち、どこの人やろ?」

と思いましたが、えらいものだと感心しておりました。

しかもちゃんとした背広の方々なのです。

そんなことをしそうな会社なんてこの近くにないのに!

と思いながら自転車を進めると、うちの店の通りには数組のゴミ広い隊が!

どうなっているんだ?と思い、どこの人か聞きたい衝動に駆られましたが、あまりに離れすぎていて、声をかけることはできませんでした。

思い当たるのは近所にあるホテルの従業員たちくらい。

そんな話を店ですると

「たぶんその人たちはホテルの人ではない」

と父が言います。じゃあ誰?

ものすごく興味があるので、今度見かけたら絶対自転車で近寄って

「どちらの会社の方ですか?」

と聞いてみたいと思っています。

2008年10月24日 (金)

警備

昼休みに少し出る用事があり、車に乗って出かけました。

店の近くには国道11号線が通っております。

その道を通っておりますと、前方から赤色灯をつけた大きなバスが向ってきます。

バスの横には

「愛媛県警機動隊」

と書いています。こんなバスは普段はめったに見ることがありませんから

「おいおい、何か事かい?」

と驚いてしまいました。

そして用事を済ませて帰ってくると、先ほどと同じバスかどうかは分かりませんが、また似たようなバスが走っています。

明らかに雰囲気がおかしいのです。事件かなと思い、あたりを見回してみると、

居ます居ます!国道に通じる枝道の角っこにはすべて私服警官が立っています。

明らかに目つきの厳しい、そして変なイヤホンを付けているので、間違えありません。

あまりに物々しいので、思い出してしまいました。

そうです。愛媛で育樹祭が行われることになっていて、皇太子殿下が来県されるそうで、そしてその道を幾度となく通るのだとか!

それでこんなに警察が出ているのです。

職質でもしてくれないかなと。挙動不審の振りをして、きょろきょろしてみましたが、私になんて見向きもしてくれません。

お勤めお疲れ様です。

ただ言いたい事。

警備をしている警察官のほうが、明らかに不審者っぽいことと、中には買い物袋をさげたり、雑誌を手に持ってカモフラージュしている人も居ましたが、

そんなことするくらいなら、全員同じ黒いスーツはやめるべきです。

そして何より、警察官のほうが悪人面です。

もう少し常人に近い表情を作る練習をしたほうが、万事うまく行きそうですが・・・

2008年10月23日 (木)

栗虫

栗の中に虫が住んでいるのを見たことがあるでしょうか?

普通に買った栗の中に、小さないもむしが住んでいるのです。

成虫になると何になるのかは分かりませんが、同じようにどんぐりにもすんでいるのを見たことがあります。

ただ、栗の虫とどんぐりの虫とが同種かということも知りません。

子供のときに近所の釣具屋さんに「くりむし」というのをパックに入れて売っていました。

今では「気持ち悪い!」と触れない気もしますが、当時はそのいもむしを針に突き刺して、近所の川で釣りをしていたのを覚えています。

栗もシーズン中はあまり虫が入っているのを見ることはありません。

ただ、しばらく置いていると、だんだん成長するのでしょう。

体と同じくらいのトンネルを栗の中に作っていきます。

さらにこれが年末くらいまで置いておくと、栗の中は虫の糞だけになり、実はなくなってしまいます。おそらくその頃くらいから、違うところに住めるように成長するのでしょう。

我々はたくさん栗を買ったときに、使いきれない場合を想定して、この虫を殺します。

薬を使うわけにはいけませんので、皮まま水に丸ごと漬け込みます。

そして何時間もつけておいて、虫を殺しておいてから、今度は軽く乾燥させて、冷蔵庫で保存すると、年末近くまで持ちます。

もしたくさんもらった時にはやってみてください。怖いものを見たい人は、そのまま保存してみてください。

成虫が出てくるかもしれませんよ!

2008年10月22日 (水)

お芋さん

今頃知ったのか?

と言われるとそれまでですが、ちょっとした発見がありました。

旬を迎えている里芋ですが、種類による多少はあるものの、

ヌルヌルとしたぬめりが里芋にはあります。

皮を剥いてそのまま置いておくと、透明のぬめりがべったり出ているものもありますし、焚いたときに「ヌル」っとした食感になるものからいろいろです。

おかずや手間をかけないときは、直焚きと言って、生の芋をそのまま出汁に入れて、柔らかくなるまで、味をつけて焚きます。こうすると必ず芋はぬめりを持ちます。

しかし店で使うようなものや、親分のえび芋を焚く時は、いったんとぎ汁でした湯がきをして焚き上げます。

そうすることで白く、そして艶やかな芋が焚けるという具合なのです。しかしこの場合、絶対ぬめりは出ません。

なぜかと言うと下湯がきのときに必ず入れる酢の作用。

とぎ汁の中に酢を入れて、芋を湯がくのですが、酢が少ないと芋がねずみ色っぽくなり、たくさん入れると白く仕上がるのです。

ここで分かったことですが、酢が入ることで、ぬめりが出にくくなるのです。

ですから酢を入れて湯がくと、芋もねばねばした食感はなくなってしまいます。

さらに発見したことは、芋が酢の作用で硬くなるということ。

白く仕上げようと思い、たくさん酢を入れると、いつまでたっても表面が柔らかくならず、しかも、それに耐え切れなくなり、芋が割れてしまうのです。

こうなってしまうと使い物になりません。

ですから適量酢を入れて、ほどほどに湯がかないと硬くもなるし、割れてもしまうのです。

そして皮を剥いたときに酢水につけておくと、ぬめりが出ることを抑制できます。

ですから、いい事ばかりではないのです。

好みもありますけど、使い方次第で柔らかい芋や白い芋や。

皆さんはどんな里芋がお好みですか?

2008年10月21日 (火)

はあああ・・・

仕事の途中で手があいたので、ちょっとできる仕事はないか?

と言うつもりで聞いて、栗を剥く仕事を与えられました。

そして数を聞いてびっくり。

80個・・・

「鬼皮剥いて、渋皮向いて何分かかるんやろ?」

なんてあらかじめ考えておりましたが、大体1時間はかかるなと。

栗の底を出刃包丁で切って、目打ち(うなぎを裂くときに頭に刺す杭のようなもの)で鬼皮をとるのが、うちのやり方。

それが終わった時点で30分以上経っていました。

「えええ、嘘よ!」

と若い子にいうと

「頑張ってください。泣き言は言わないでください」

と諭されました。(ごもっとも・・・)

で、気を取り直して、渋皮を包丁で剥き、きれいに形を整えていきます。

同じ形にはもちろんなりませんが、六角形に剥いていきます。

ところがこれもいくら剥いても減りもしません。

たかが80個。されど80個。

単純に一個の栗をはじめから終わりまでで1分かかったとしたら、80分ですから、到底1時間ではできません。

結局、それ以上の90分ほどかかって、すべてを終了。

まあ、これで若い子達も少し早く帰れるかと思えば、良かったと思うしかないようです。

しかし根詰めてひとつの事をすると、肩甲骨の上が痛くなっちゃいました!

ちなみにいつもは若い子達が2,3人がかりでやっている仕事です。

彼らは1人が一生懸命やるより、みんなで寄って集ってするほうが楽だということを知っています・・・

2008年10月20日 (月)

知りませんでした!

うちの近所の川に水があるときは、たまに鯉が泳いでいることがあります。

どこからともなく水があるときだけやってきて、水が無くなると、いなくなっていて、死骸があるわけでもないので、うまくどこかに逃げていくのでしょう。

こんな街中の川ですが、鯉が住んでいるということは

「意外に水がきれいなんだな」

と考えておりました。

ところが先日、こんな話を聞きました。

「日本では外来魚の繁殖力の強さや、旺盛な食欲のせいで、生態系が破壊され、在来種が脅かされて、大変なことになっています。

日本の水がきれいなので、こうして外来魚が住み着き、害が問題となっていますが、日本の魚で唯一外国で繁殖できた魚がいます。

それは鯉です。鯉は水の汚れに非常に強く、鯉が住めなくなったら、他に住める魚はいないといわれています」

とこんな内容なのです。

今でこそ魚の王様といえば「鯛」なんていいますが、古来から魚の王様といえば「鯉」が一般的だったのです。

何せ滝を登ると竜になると言われているくらいですから!

そんな鯉が日本に住む魚の中で一番汚いところに住めるなんて、驚きました。

さらに川魚でお刺身や味噌汁やと何かと料理が多いのも鯉。

鯉にたいするイメージが変わってしまいました。

確かに汚い池やお堀に魚がいるなと思ったら、間違いなくそれは鯉ですよね。

別に好きだったわけではありませんが、なんとなく口には運びにくくなりました・・・

2008年10月19日 (日)

ようやく・・・

車が復活しました。

2週間かかった修理でしたが、何とか元通りになったようです。

修理をした箇所の明細を見せてもらいましたが、聞いたこともない部品がすごい量書かれていました。

言ったら、あれだけすっただけなのに、こんなに取り替えないといけないものがあるのかと、驚きです。

今回のことで、周りの人からも

「人に危害を加えたわけでもなく、さらに自分は無傷なんだから、良しとしなさい」

と諭され、さらにお客さんからは

「気をつけていないからそうなるのです。子供もいるんだから、もっと自覚を持って!修理代は罰金と思って、しっかりとお支払いしなさい」

と厳しく注意を受けました。おっしゃられる通りです・・・

そんなわけで、今回の自損事故はこれでかたがつきました。

2008年10月18日 (土)

こんにゃく

うちの近所に明治時代から続く、歴史のあるこんにゃくやさんがあります。

以前からあることは知っていて、幼稚園の近所なので、送り迎えのときに、気になって覗いたりしていたのですが、

若干土手を下らないといけないので、ちょっと寄りづらいお店でした。

ところが妻は以前働いていた職場がそこのこんにゃくを使っていたそうで、なじみがあったらしく、最近うちの食卓に上るこんにゃくは、もっぱらそこのこんにゃくばかりです。

妻の話ではそこは家族で経営していて、製造直売。

そして大口のところには配達もしているのだそうです。

先日、幼稚園に長男を送った後、思い切って少しだけ土手を降りてみました。

すでにこんにゃく作りを終えたあとの片づけをしている様子で、

女性2人と男性1人が古いですけど、清潔な工場で働いていました。

私が

「おはようございます」

というと、中から女性が出てきて、接客をしてくれます。

あるこんにゃくは普通の平こんにゃく、いとこん、つきこん、刺身こんにゃく、芋こんにゃく、そしてピリからこんにゃくの6種類。

私の目当ては芋こんにゃく。食感は少し硬めで、味ののりがよく、田舎のこんにゃくと普通のこんにゃくとちょうどあい中くらいなのです。

これが家で食べても絶妙に美味しいのです。硬すぎずやおすぎず。

何を隠そう、私、こんにゃく星人でして、大のこんにゃく好き。

おでんでもこんにゃくは1番に取ります。

そしてその血を受け継いだわが長男は、うどん屋に行っても、こんにゃくのおでんが一番おいしかったというつわもの。

さらに次男はそれを奪おうとする、これまたこんにゃく星人。

妻以外はこんにゃくに目が無いのです。

そんな話をしながら、店頭でこんにゃくを5つ買って、いろいろお話しました。

歴史は古く、当代でなんと5代目。

すばらしいじゃありませんか!

ピリ辛も少しひかれましたが、次回の楽しみのいてい置いて、早速店で炒めてきんぴらにして食べました。

私は最高に美味しいと思うのですが、今の若い子とたちには伝わりません。

「美味しいには美味しいのですが、こんにゃくですよね・・・」

とのたまいます!何とこんにゃくに失礼な!

まあ、いいです。近所にこんなすばらしいこんにゃく屋があることがとってもうれしいのです。

そのお店は

重松食品  永木町1丁目にあります。

近くに行かれたら、是非立ち寄ってみてください。

非常に感じのいい接客もうれしい限りです。

2008年10月17日 (金)

とっても重要なこと

月並みですが、料理の基本は出汁にありというのは、本当です。

特に吸い物においてはそれで味は決まったようなものです。

煮焚き物でも出汁がまずいと、美味しくできるものもできなくなります。

出汁をひくのにとっても重要なこと。

それは昆布とかつおというたった二つしかない材料をいかに最高の状態に導くかということ。

もちろんかつおと昆布にも味の違いはあります。それは出汁をひくとき以前の問題。

ここでお話したいのは、最高のものをそろえた上で

「さあどうする?」

という話なのです。

かつおと昆布の出汁をひくのに重要なのは、分量と温度と時間。

これを一定にすることで、安定した出汁をひくことができます。

しかし温度と時間とは正確に測るわけではないので、そこが微妙な勘どころとなるわけです。

ところで私はこの出汁をひく行為と、サイホンでコーヒーを入れたり、急須でお茶を入れたりするのは、非常に似ていると思うのです。

お湯での抽出。まさにおんなじです。

かつおと昆布と水の量(お湯とお茶orコーヒー豆)を一定にし温度を整え、時間を決めて、抽出し、美味しいものを漉しとる。

非常に似ていますね。ですから、コーヒーも同じ量を決まった時間抽出させて、安定した味を提供しているのでしょう。

しっかりしたお店は絶対に

「今日のコーヒーは味が違うな?」

なんて感じさせることはありません。入れた本人は味の違いに気づくかもしれません。

それは我々料理人も同じ。

自分では

「ちょっとしつこいな!」

とか

「今日は最高!」

などと感じるのですが、お客様には感じさせていないつもりでいます。

化学的にはすべてを一定にしたら同じ様になるはずなのに、不思議なものです。

同じにしても違うわけですから、お湯の温度が違うなどということは、結局論外なんですよね!

食に携わるものに限らず、技能とはつまるところ、一緒なんだなと思います。

2008年10月16日 (木)

ひどい話です!

食の安全が叫ばれるようになって久しいですが、次から次へと出てくる、輸入食材の農薬混入の記事などを見るにつれ、

本当のところ、我々はどのくらいの危険物質を口にしているのだろうと、不安になってしまいます。

何気なく買う生鮮野菜も、今でこそ産地表示がされるようになりましたが、昔はそんなもの無かったように思います。

何気に安いものを選んで買い物かごにいれ、家で普通に食べていたはず。

我々の仕入れる野菜などは、スーパーのように目に見える表示はされていません。

ですから、八百屋さんを信用する以外はありません。

実際にトンガから来たかぼちゃと、日本のかぼちゃ、時期の違いはあれど、見て分かるものではありません。

インドネシアのアスパラだって、きれいに作られていて、ひとたび帯をはぐと、国産とまったく見分けなど付かないのです。

こういう事態が起こるのは、いったいどうしてなのか?

外国の生産者だけが悪いのではなく、実際に日本の農家でも自分が食べる野菜は別の区画で作って、なるべく減農薬で仕上げ、虫食いのものを食べているとも聞きます。

さらに裏話のようにもなりますが、お菓子屋さんも自分のところのお菓子は食べないといったことも聞いたことがあります。

(何を入れているのやら・・・)

「それは無いやろう!」

と本気で思います。疑い始めるときりが無いのがこの手の問題。

みんなまじめにやっているんだから、そこのところは何とかしてもらわないと、

飲食業界にも飛び火してしまいます!

ちなみに時期で言うと松茸エキスというものは存在します。

香りの少ない松茸に

「シュッ、シュッ」

と降りかけると、いやらしいほどの松茸の香りに包まれます。

有名な袋入りの「松茸のお吸い物」、私は怪しいと思っております。

2008年10月15日 (水)

柿剥き機

ひょんなことで、ネットショップで柿剥きの機械を売っているお店を見つけました。

http://item.rakuten.co.jp/fbird/k-501/

これがどうしてもほしいのですが、結構いい値段します。

しかも家にドリルはあるので、さらにドリルを買うのは非常にもったいないと思い、ショップに

「ドリル以外のものは買えませんか?」

と尋ねると

「別売りはできません」

と冷たい対応。

そうかそうかと思い、その画像を印刷して、店のみんなに見せました。

するとその中の1人が

「僕、作れます。自信あります。しかも100円ショップのものだけで!」

とやる気満々なのです。

しかし私は知っています。彼の自信には何の根拠も無いということを。

今までどれだけ彼の大言壮語にだまされてきたことか!

しかしこともなげに「お前には無理や」というのもかわいそうですし、

100円ショップの材料でできるというので、やってみろということに。

彼もすぐさま百均にすっ飛んで行き、材料を仕入れてきました。

自信があるだけに、イメージは出来上がっていたのでしょう。

すぐさまそれを形にして、ようやく製品ができました。

でもやっぱりうまく行きません。

本当に「やっぱりな」なんです。店のみんなは大笑い。笑いのために材料を買ってやったようなものです。

結局、商品のものよりも柿をさす部分を長くしてしまったため、先に重い柿をつけるとぶれて、まっすぐ回らないのです。

そんなことで、全く役立たず。結局今年は手で剥くことになりました。

あまりにも情けないので、画像は載せない事にします。

はあ・・・!

2008年10月14日 (火)

たいへんかも!

本日は先の日曜日に仕事をした代休をもらい、店を休みました。

妻が友達とランチにいきたいというので、こんな時くらいしか妻孝行も出来まいかと思い

「行ってらっしゃい」

と送り出しました。

お昼ごはんはせっかくだから残った3人で何か食べに行こうと思い、私も初めてのことのうきうきしていました。一人で2人を連れ出すのは初めてなんです。

近所のうどん屋に自転車で向かい、長男といろんなことを話しながら、10分くらいの道のりを楽しみました。

到着して、心配なのは次男が大人しくしてくれるかどうか!

3人がけの席に長男を私の向かいに座らせ、次男を私の隣に。

すぐに次男はセットしてあったレンゲや箸を触り始め、危険なのですべて非難させ、

すばやくうどんを注文しました。このお店は麺が熱くて汁が冷たいいわゆる(ひやあつ)といううどんを作ってくれるので、

子供にはもってこい。来たときには既にぬるくなっているわけなんです。

来たひやあつのうどんを取りざらにとりわけ、

長男には

「がんばって一人で食べてね」

というと、

「うん、お兄ちゃんだからがんばるね」

とその気になってくれています。その間もいそしい次男は今にも何かしだしそうな雰囲気です。

おなかも空いているでしょう。いそいで取り分けたうどんを細かく切って口に運んでやると、見る見るうちに食べて行きます。

兄弟とは不思議なもので、長男はあんまりはしはしとご飯を食べません。

しかし次男はおにいちゃんの食べるものを奪って逃げるほど、食欲旺盛。

黙っていても与えられる立場の人と、気がついたら食べるものがなくなってしまう立場の人間の違いなのでしょう。

次男は根性があります。

私も口にうどんを運びながら、異常に食欲のある次男の世話をしながら長男にも目を向けます。

こんなときにいつも

「母親は大変だな」

と感じさせられます。

長男はがんばっておなかいっぱいになってもまだ、じっと座っています。

次男はおなかいっぱいになるともうじっとしていられません。

体を思いっきりそらせながら、席を立とうとします。

残るはあと少しの私のうどん。

急いで口に放り込み、お支払いをする間も「うろうろ」「ごぞごぞ」しています。

何とかうどん屋はやり過ごすことが出来ました。

私にはちょっとした達成感がありました。

その後自転車で市駅とJRに電車を見に行き、ぐるっとまわって自宅に帰り、昼寝をさせて

役割は大方終了しました。

本当に子供と楽しい時間を過ごすことが出来ました。

2008年10月13日 (月)

蓮根饅頭

今月お昼の献立に蓮根饅頭を使っています。

実はこの饅頭、私が料理するのは初めてなんです!

そんな饅頭があることは知っていましたが、実際に作ったことはありませんでした。

最初、ただすりおろした蓮根に餅粉を混ぜて、味をつけて、具を入れて挙げました。

形は取れて、きれいに揚がるんですが、カチカチのもちモチで、食感がもうひとつ。

調理場で相談してみると

「山芋を入れてみたらどうか?」

と言うことになり、やってみるといい感じに柔らかくなりました。

それでも、後もう一歩という感じは否めなかったので、すり身を少しだけ入れてみることに。

それで劇的に味が変わりました。

とっても美味しくなりました。

食感も柔らかモチモチになり、生地にコクも出ました。

やはり工夫はしてみるものだなと言うのと、3人寄れば文殊の・・・と言うのも嘘ではないなと、実感いたしました。

2008年10月12日 (日)

運動会

長男の運動会がありました。

昨年は幼稚園に来年入園予定者の競技に1つだけ参加させてもらっていたので、ちゃんとした運動会は今年がはじめて。

先生いわく

「行進するだけでも5日の練習が必要」

だとか。先生には恐れ入ります。

そして練習に練習を重ねた運動会が始まり、みんながいっせいに行進して入場。

しかし遠めな為、自分の子が分からない。

縦の位置で見ているのも手伝って、しばらく見つけれませんでした。

ようやく行進が終わる頃に見つけて、続いてラジオ体操をするのですが、わが子のそれと言えば、ひどいもんです。

たこ踊りのほうがまだましです。

見てると、まともにできている子もいるので、ちょっと将来が心配です。

しかしその後のお遊戯や競争競技は楽しそうに、無難にこなし、大きくなったなと感激しました。

最近歳のせいか涙腺が相当弱く、ちょっとしたことで潤んでしまいます。

オリンピックで表彰台に日本人が上がると、それだけで泣けるんで、ある意味異常です!

成長した長男の姿を見て、ちょっと目頭が熱くなりました。

たぶんそんな親はいないはずです。何でだろう?

昼ごはんを幼稚園の広間で食べて、とてもだるくなり横になってうとうとしてしまい

(あら、はずかしいな!)

と思っていると、他にもたくさんそんな父親がいて、安心しました。

どこもお父さんは疲れているんです。しかしそんな疲れているそぶりを見せるお父さんは決まって私くらいの年齢かそれ以上。

若いお父さんは元気にビデオを持って園庭に立っていました。

恐るべしエイジング~!

2008年10月11日 (土)

おめでた!

中学時代の親友に子供ができました。

彼は私と同じ飲食業をしています。

修行はきよみずで、店を始めてからは10年以上になります。

そして今年の夏、店を改装して、更なる飛躍を目指し、再スタートをきり、そしてその節目の年に長男が誕生しました。

朝から病院にいる。と言う情報は入っていました。が、出産のことですから、早いとか遅いとかがあるわけで、明日中にはと思っておりました。

しかし意外と早かったようです。

彼ら夫婦は赤ちゃんの性別を聞いてないらしく、

彼は奥さんの支配下にあるようなタイプに見えていたものですから、私は妻に

「あれ、絶対女の子が産まれるで」

と言っていました。

数日前までは妻も

「そんなイメージよね」

なんて言っていたのが、ある日スーパーで奥さんと偶然会い、顔が変化していると感じたらしく

「あれは男よ、間違えない」

と簡単に予想を変更。妻はそういった迷信が大好きなのでした。

私の予想するおちでは、これで女の子が産まれて

「ほら、そんな迷信!」

と言うはずだったのですが、これがあたっちゃったのでびっくり。

顔の変化やお腹の出具合でで性別が分かるものなのでしょうか?

意外と医学的根拠があったりしたら、驚きますよね!

2008年10月10日 (金)

ぼけまくり!

昼の休憩が終わり、出勤してきて、時間より10分近く遅れているのに、一人調理場に人が見当たりません。

(まあ、他の仕事をしているのだろう)

と思い、自分の仕事をしはじめました。

しばらくしてふと気づくと、やはりまだ、彼の姿はありません。

なんとなく気になり調理場のはずれのほうに目をやってみましたが、どこにも見当たりません。

仕方なく近くにいた子に

「あれ、遅れとんかいな?」

というと、彼も

「そうですね、遅いですね」

と言います。まあ、暇だし家に帰って寝坊でもして、来るのが遅れているのかな。

くらいに思っていましたが、一向に来ないので、さっきの彼に

「電話はしているの?」

と言うと

「いいえ、してません。したら怒られますよ!」

と言います。

私が

「いや、遅れとんやから電話しないほうが、かわいそうなんじゃない?」

と言うと

「いや、いや」

と拒絶します。

(どうしてそんなに嫌がるのだろう・・・)

とふと調理台の前の

「魚の注文、漬物確認」

と書かれた置手紙が目に入りました。

それを見てやっと思い出しました。その子は午後から休みだったのです!

ついさっきまで仕事をしていて

「お疲れさん、ゆっくり休んでね」

と言ったところだったのに!

それを見て、私に「電話しろ」とか言って絡まれていた子は

「本気ですか!?冗談で言っているのだろうと思って、少し乗っていたのですが、あまりに引っ張りすぎるなとは思ったのですが・・・」

と驚いていました。

今日の出来事は私も驚きました。健忘症?

2008年10月 9日 (木)

気の毒・・・

最近、松山近辺ではハマチが湧いているそうです。

年に数回は必ずこのようなことがありますが、取れて取れて仕方が無く、値を崩してしまうのです。

また、えさがいたら必ず飛びついてしまう性格らしく、釣れ始めると、際限なくつれるとも言います。

先日ご来店いただいたお客様は、趣味で釣り船を所有していて、前日、数時間でハマチが7匹もつれたそうです。

かんたんに7匹といいますが、この手の魚は引きがかなり強く、

釣れてから走りまくるので、釣り上げるのにはかなりの時間と体力が必要です。

まさに引っ張り合いなのです。竿でつっていればまだしもですが、これを手釣りで引き上げようものなら力のやり取りがダイレクトですから、それはそれは大変疲れることと思います。

そのお客さんが何で釣ったのかは聞いておりませんが・・・

結局それだけ釣り上げて、疲れ果てて家に帰り、魚の処理をするのはその方のお仕事だそうです。

何でも奥様は目の付いている魚は触れないそうです・・・

結局奥様が帰られるまでに、全部下処理を済ませて、さらに臭いを嫌うそうなので、線香をたきしめて待っていたそうです。

それなのに、奥様ときたら

「あなたが釣ってきた魚で、しかもどうやって処理したか分からないような魚など食べれない」

といって、相手にしてもらえなかったそうです。元来、魚が好きなほうではないとか!

かなり気の毒な話です。

うちに持ってきてもらったら喜んで賄いにさせてもらったのに・・・

そんなわけで、疲れただけというおちなのです。

ちなみに店でも賄いようのハマチを買いましたが、ほどほどの大きさのハマチ3匹で3000円ちょっと。

これでは釣り上げた漁師さんもかわいそうです。

そんな値段なのに、先ほどの奥様同様、市場では見向きもされないそうです。

ブリくらいの大きさになると、また少し値段も変わってくるのですが、

かわいそうなハマチ君・・・

2008年10月 8日 (水)

なんだか不穏な・・・

このところ、どんよりした空気が漂っています。

明らかに不景気風が吹いているんですよね!商売をしているものとして、肌で感じます。

街中を見渡してみても、人など歩いてもいませんし、

帰宅途中に、お店をチラッとのぞいてみても、お客さんの入っているところなんて無いんですよね。

これはいったいどうなるんだという感じです。

人の話によると、株が下がったり、大きな会社がつぶれることで、関係ない人の気持ちまで冷えてしまっているといいます。

確かに悪い話ばかり聞くと、自分もそんな気がしてきます。

私なんて、隣の人が風邪をひいていると、自分もすぐうつった気になってしまい、しんどくなってしまいます。

要はみんな風邪をひいてしまっているんですね。

何とかきよみずは風邪をうつされないようにがんばらないと、店の中まで暗くなってしまいます。

こんなときはどこかに「ぱ~」っと飲みにでも行って、はじけちゃいたいもんですね!

2008年10月 7日 (火)

秋祭り

松山では毎年10月5日、6日、7日と秋祭りが行われます。

地方独特の豊作を祈願するのか、豊作にお礼をするのかそういったお祭りのようですが、

松山に点在する神社からそれぞれ神輿が出て、町中練り歩き、

そして恒例の鉢合わせが行われます。

一番神輿の台数が多いのは道後地区の2神社から繰り出す八体ですが、

他の地区でも決められた場所で何体かが集まり、そういう鉢合わせをしています。

私も以前一度だけお神輿をかいたことがあります。

大学時代でしたが、地元の神輿を担ぎ、道後での鉢合わせに参加したことがあります。

当時、それはそれで楽しかったのを覚えていますが、しんどさも覚えています。

ただ、なんと言うか集団の一体感と言うか、トランス状態っぽい心地よさは何物にも変えられない、

「これを味わうためにみんながんばっているんだ」

と言うのは理解できましたが、平日も日曜日も関係ないお祭りなので、仕事を始めてからは参加することはなくなりました。

参加しなくなると、これまた不思議なもので、見に行くのさえ興味がわかなくなり、鉢合わせはせいぜいテレビで見るくらいになってしまいました。

お客さんからは

「若大将は好きそうだけど、神輿は?」

とよく聞かれるのですが

「見た目とは違うようで・・・」

と言っています。

ところが妻はこれまた見た目は興味なさそうなのに、お神輿大好きで、鉢合わせも子供さえ危険が及ばなければ見に行きたいタイプの人なのです。

ですから、1歳になるかならないかの時から、子供たちにははっぴを着させ、お神輿と一緒に写真を撮ったり、付いて歩いてみたりさせていました。

人って見た目だけでは分からないんですよね。

そういえば近所の自転車屋さんの穏やかなお兄さんが神輿の上に上がって、信じられないような、どすの効いた声で

「お前ら、死ぬ気でやれよ!」

とか言っているのを聞いて、本当に驚いたことがありました。

秋祭りも今日で終わり、これからはぐっと冷え込んでくるはずです。食べるものも美味しくなってくるんでしょうね!

2008年10月 6日 (月)

終わったことは、とんでもなかった・・・

昨日の自損事故で、気分は悪かったのですが、とはいえそれほどの落ち込みもなく

「いかんかったな~」

くらいで本日の朝を迎えました。

昼過ぎにディーラーから携帯に電話が入っていて

「昨日のお車の修理の件でお見積もりが出ましたので、ご連絡ください」

とメッセージが残されていました。

電話をして、取り次いでもらい、担当が言うには

「私よりメカニックが言ったほうが分かりやすいので、代わります」

と電話を回されました。そして話し始めると、修理する箇所がびっくりするくらい、いっぱい出てきます。

私も分からない専門用語も交えた説明を

「はいはい」

と聞きながらも、内心

(おいおい、えらいことになっとるの!!!)

とそれしか分かりません。事故当時は

「縁石さえ降りれば自走できる」

と思い込んでいたものが、再度走るためにはそんなに修理をしないといけないとは・・・

前輪の説明が終わり、これだけかと思いきや、次は後輪の説明に・・・

と言い出すもので、どこまで続くか分からない説明に嫌気が差し

「結局いくらの見積もりですか?」

と聞くと

「ええと、それでは・・・」

と続けます。私は耳を覆いたくなる衝動駆られるのを、目をつぶることで我慢しながら、受話器越しの声に耳を傾けました。

目をつぶるとさらに耳の感覚が研ぎ澄まされて、声がはっきり聞こえるので、

それも怖くなり、目を開けました。

(10万、いやいや、20万いや、それ以上か・・・!)内心ハラハラです。

で、出てきた金額を聞いてぶっ飛びです!

予想をはるかに上回る、ウン十万円!

気が遠くなりました。

(こんなことなら死んで置けばよかった!)

などと冗談で思いながらも、冷静さを取り戻すため

「折り返し、電話でお返事させていただきます」

と言いました。それにしても高い。

私は払いたくない!ただ、乗るだけの車なのに!

どうすればいいのか考えた挙句、まずそのディーラーの役員の知り合いに電話して

「何とかならんですか?」

と助けを求め、

「ちょっと見てみます」

と言う返事をもらい、また、同じ系列の部品会社の重役にも電話して

「どうにかならんですか?」

と泣きついてみましたが、あんまりいい案は出てきません。

もっとも可能性がある良案では、できる限り中古部品を使ってみる。

というものも出てきましたが、車があまりメジャーなものではなので、部品の出回りが少ないらしく、どうやら期待は薄いようです。

結局その後、ディーラーからも電話はなく、明日はその会社が休みなので、返事はあさって以降の予定。

さて、結果私はいくらお支払いしないといけないのでしょう!

車なんていらない・・・

2008年10月 5日 (日)

あわや!

今朝はゴルフクラブでの試合の予選があり、7:00スタートの時間に間に合わすために、5:30分ごろに家を出て、

急ぐこともなく、山の中の行きつけのゴルフ場に車を進めていました。

家を出たときはまだ真っ暗で、朝食がまだだったので、コンビニでパンを買って食べながら車を運転しておりました。

そして今から山道に入ろうとしたころに、パンのヘタをひざの上に落としてしまい、それを拾おうと、手探りしていましたが、しかし一向に見つからず、本来なら、放って置けばいいものを魔がさしたのでしょう。

車中の電気をつけようとしたその時

「ガリガリガイリ!!!」

とすざましい音がしました!一瞬何が起こったのか分からず、前を見ると、やたら車線の左側に車が寄っています。

それでも何が何やらそのときは分かりませんでした。

自然に停車した車を冷静に状況判断してみて

「やってしまった!」

と言うのに初めて気づきました。

なんとわき見運転をしていて、縁石に車を乗り上げてしまったのです。

そして左側のタイヤ前後ろの2本とも完全に浮いた状態になっています。

車を降りてさらに情況を見て、絶対にゴルフには間に合わないことを判断して、すぐにゴルフ場には電話を入れました。

それでも何とかならないかと思い、工具を出して、スペアタイヤを出したりしましたが、やはりどうにもならないことが分かり、観念してJAFに電話をしました。

「40分かかります」

と言われて、呆然と車中で待っていましたが、意外なほどその時間はすぐに過ぎました。

やさしそうなお兄さんがやってきて、怪我の有無などを聞いてくれて、すぐに作業を始めてくれました。

JAFを呼ぶのは始めての経験ですが、あのよく見る車の装備の充実振りには非常に驚きました。

いろんなところから、いろんなものが次々に出てきて、てきぱきと作業を進めていきます。

およそ30分くらいはかかって、車を縁石から下ろすことは出来ましたが、どうもその方が言うにはタイヤがまっすぐ向いていない可能性があるので、自走しない方がいいとのことで、結局ディーラーまでもけん引してもらうことになりました。

その車の中でいろいろお話をしますが、気が入らず、こみ上げてくるのはむなしさばかり。

しかしそのむなしい会話の中で

車がいたんだだけですんだので、人身事故であったり、大変なことにならないで良かったんだなと思えるようになりました。

事故の詳細を妻に伝えると

「もともとキョロキョロしているんだから、気をつけないと」

とチクリと言われて、私も言い返す言葉がありませんでした。

私も無傷で不幸中の幸いでした!

今後気をつけます・・・

2008年10月 4日 (土)

本音はいかに?

私たち調理場の仕事はほぼ9時から始まります。

ほぼと書いたのは、私は9時過ぎ頃から始めるのですが、

若い子達は自分の仕事の具合に合わせて、自ら早く来たりすることがあるので、そう言いました。

もちろん「早く来い」と言っているのではなく、自らが、10分、20分早く来ているので、頭が下がります。

そして10時くらいに喫茶の店長と掃除のおばちゃんが出勤します。

おそらく一日を通してこの間の1時間くらいが、調理場の中で3番以内には入る忙しいときであります。

とにかくこの段階で段取りをつけておかないと、結局後からもっと厳しい事態になるからです。

そんな中、店長が出勤してくると、今日は何やら手に、お買い物袋をさげています。

そしておもむろに、みんなに

「はい」

と言って差し入れをくれるのです。

何かと思えば栄養ドリンク。うれしいじゃないですか!

仕事柄、今飲むと味が分からなくなるので、後でしか飲めませんが、若い子達はすぐさま「パキパキ」と栓をあけ、

腰に手を当て、一気に飲み干していました。

その後、調理場でちょっとした議論になりました。

「どうして突然、店長が栄養ドリンクを差し入れしてくれたか?」

と言うことです。もちろんこのところスタッフも少なくなり、仕事量が増えているのを知っているから、

「お疲れ様」

の意味だよ。と言う人と、いやいや、たぶん

「もっとがんばって働きよ!」

と言う人と意見が二分されました。真相は本人に聞いてみないと分かりませんが、そんなに尻を叩くタイプの人ではありません。

どこかに立ち寄ったので、買って行ってあげようぐらいなもので、裏もないはず。

昼前に私もしっかりと飲ませていただきました。

2008年10月 3日 (金)

秋の味覚

今週末から松山では秋祭りが行われます。

私はあまりお祭りに参加するような前向きな人間ではありませんが、

好きな人はもう、それはそれはたまらないようで、この時期になると、毎晩が寄り合いで、宴会で、大疲れで日々を過ごされているようです。

おみこしにも興行に費用がかかるからでしょう。

毎年決まって、2軒ほどのおみこしが、当店にも寄付を集めに来ます。

気持ちだけですが、地元ですし、知り合いもいたりするので、

お手伝いさせていただいております。

今日から寄付をもらった店をおみこしが練り歩いていたようですが、かいている人はとてもしんどそう。

もちろんお酒も入っているでしょうが、汗だくで、赤い顔をしてがんばっていました。

夜の街に繰り出し、練り歩いて、寄付をもらったお店の前に来るとパフォーマンスをしてくれます。

当店のはす向かいのお店と、うちとでパフォーマンスの時間が違うなと思ったら、現金なもので、要するにもらったお金が違うということのようです。

持ち上げるのが、3回と5回みたいに、結構差をつけているのです。

おまつりと言えば松山では昔から

「お祭りが始まるときんもくせいが咲き、マツタケが出る」

と言われていたそうなのですが、この数年は微妙にずれがあります。

お祭りの時にはきんもくせいも咲かず、マツタケもとれません。

気候の変化か、その辺は定かではありませんが、そのうち12月くらいにマツタケが出始めたら、

秋の味覚なんて言えるのかな?なんて真剣に考えてしまいました。

2008年10月 2日 (木)

歳・・・

今日、カウンター越しのまな板で、魚をさばいておりました。

私が子供のときから知っている、設計士さんが店の様子を見に来たようで、私の仕事を眺めておりました。

そして魚をさばくのを見て、突然

「おまえ、あれやな!短期間でようそこまでできるようになったな?」

といいます。私はこの人は突然何を言い出したのかと思い、ちょっと驚きましたが、

「あのね、自分ももう仕事を始めて13年が来るんですよ?そりゃ、魚のひとつぐらいほどほどにはさばけんと!」

といいますと

「なに、13年も経つんか?この前まで大学行って、どっかでバイトしよったやろが?」

(どうも時間が止まっているようです)

確かに昔なじみのある人は今会っても昔のまんまとよく言います。

現に私のお茶の先生などは

「あなたが来始めたときは高校生で、制服着とったのに、もうあれから20年が経つんだね?」

としみじみとおっしゃるときがあります。

確かに20年ですね!しかし制服とは・・・

その設計士さん、歳は50台前半です。

まだ、私の仕事暦くらいは頭に入っていてもよさそうなものですが・・・

2008年10月 1日 (水)

マコモダケ

ドコモダケと間違えそうですが、

先月の末に八百屋さんが当店に持ち込みました。

「来月の料理で、マコモダケを使ってください」

というのです。

しかし私はそんなもの見たことも食べたこともありません。

そういうだろうと思って、八百屋さんも利口ですから、ちゃんと説明書きや、食べ方の書いたプリントを持ってきていました。

http://www.makomo.net/index.htm

引用されていたのは上記リンクのページで、もとは中国野菜だそうなのですが、今治市の玉川というところで、盛んに作られているらしく、栄養価も優れているので、注目食材なのだとか。

八百屋さんの話では

「アスパラとたけのこのあいの子みたいな味です」

との事。

いただいたものを、書いてある通り、焚いたり、てんぷらにして食べてみましたが、

確かに柔らかいアスパラみたいな感じなのですが、もうひとつ味気ないというか、水っぽいというか・・・

結局、父はすぐに八百屋さんに却下を出していました。

しかし今治出身の若い子の話では、今治では結構メジャーな食べ物で、普通に家庭で料理されているそうです。

たいていは炒め物として使われているそうですが、そんな話を聞いて驚きました。

離れているとはいえ隣の市なのに、食べるところと、知らないところがあるということに・・・

結局、サンプルでいただいたマコモダケは本日の賄いとして、チンジャオニューロース(ピーマンと牛肉の炒め物)の筍代わりとして入れられていました。

作ったのはやはり今治の子でした。これは意外と美味しくいただくことができました!

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