そんなこと言えるものか・・・
当店のお客様がウォーキングの途中で百貨店を訪れたそうです。
何気なく立ち寄り、以前から欲しいと思っていた、あまりメジャーじゃないサイズのバックを探していました。
最初に入ったショップでは、やはりその大きさのものは取り扱ってないといわれ、
その隣にフラッと入ると、見る限りでは所望のバックらしきものはなかったそうです。
しかし店員さんが
「何かお探しですか」
と来たので
「ビジネスバックを探しています」
とそのサイズを伝えたそうです。
そうすると奥に取りに行き、手袋をつけた店員さんが恭しく袋に入ったバックをお盆に載せて持ってきて、取り出そうとするそうです。
なんとなくお客さんも「高そうだな」と思い、店員さんに
「先ほど、隣の店では13万円くらいのバックを見せてもらいましたが、そのくらいのものですか?」
と聞くと
「もう少し高いのですが・・・」
と答えます。見せてもらったバックは、いいものには違いませんが、牛皮ですし、特別高そうには感じなかったそうです。
ところが値札を見てびっくり!
なんと78万円だったそうです。
それを見てお客さんは店員さんをつかまえて
「あなた、さっき少し高いといったでしょ?どこが少しなの?こんな値段で牛皮のバック買うなら、私は牛を買います」
と言い放ったそうです。
それを聞いた周りの店員さんが大爆笑したそうで、接客中の店員さんも吹き出したそうです。
確かに牛でも買えそうな値段ですが、生の牛からバックにすることは困難かもしれません。
その後、接客してくれた店員さんに
「あなたは私がジャージ姿で来店したにもかかわらず、しっかり接客してくれて、さらに70万円からするバックを持ち出してきて、お客さんの姿で判断することなく、たいしたものだ」
とほめたそうです。店員さんは
「当店ではそのように気を使っております。見た目では判断いたしません」
といったそうです。確かにその通り、すばらしい。しかしそのお客さんはまず買わないでしょうね!
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