おかしい!
きよみずの実家では犬を飼っていました。
一番多いときで3匹の柴犬がいましたが、だんだん歳とってしまい、
1,2匹と老衰のように死んでしまい、残るは若くして緑内障により失明してしまったメス犬1匹になっていました。
彼女の名は「ペコ」といい、身体も小さく、かわいらしい犬でした。
不幸にも視力を失ってからも、以前と同じようにらせん階段を上り下りし、
鼻と耳を頼りに、何事も無いかのように生活していました。
ただ、数年前に良き仲間の「ポン吉」が死んでしまってからは、手がう相手も居らず、だんだん老け込んできてはいました。
歳もおそらく14歳くらいにはなっているかと思います。
ここ1週間ぐらい、えさをよく食べるので、少し余分に入れてやろうと思ったのが、今週の月曜日。
ところがその月曜日の夜になってもえさ箱のえさは手付かずでした。
いつもなら、朝私が出勤してくると同時くらいに、えさ箱のところにやってきて、えさをもらうのを待っていました。
ところがその日に限って来ておらず、少し不思議には思いましたが、気にもしていませんでした。
しかし1日たっても食べていないのは変だと、歩けるスペースをすべて探してみましたが、いないのです。
いろいろな物が置いてあり、雑然とはしていますが、そんなにどこかに入り込んでいなくなるような隙間はありません。
店の板前たちも探したりしてくれましたが、やはりいないのです。
結局それから3日。発見できません。
板前の1人は
「窓が開きっぱなしになっていて、出て行ったんですよ」
といいますが、目が見えない犬が3階から1階まで降りてきて、玄関から出て行くものでしょうか?
いつも歩いているところならいざ知らず、容易なことではありません。
ビルから落ちそうなところも無いですし、下も確認してみました。
昔からペットは死ぬときは知らないうちにどこかに行って死んでしまう。
なんてことを聞いていましたが、うちのいる犬たちは閉鎖された空間で生活しているため、そんなことはできませんでした。
ただ、飼い始めてはじめて死んだ犬は、私から逃げるようにして急に歩いていき、離れたところでパタリと倒れて、階段を転げ落ちてきました。
あの時は
「やはり死に際を見せまいと思っていたのに、間に合わなかったんだな」
と子供ながらに思ったのを覚えています。
もしペコが死んだ姿を見せまいと、このビルからどこかに出て行ったのなら、すごい話です。
どこかで生きていてくれたらとは思いますが、歳が歳だけにあきらめています。
寂しい限りです・・・
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動物を飼っていると何時かはそんな時がくるのですね。
家のニッキー(ダックス9歳)ミー(和猫9歳)もそろそろ高齢者の仲間入りです。
夕方になると、なんとなく歩き方もヨロヨロしてくるようで心配です。
室内犬は15,6年は大丈夫と聞いていますが・・・
仕方なく飼い始めたとはいえ、毎日顔を見ていると情が移ってきますね。
今では、散歩の途中で同じ種類の犬に会うとつい見比べては“うちの子の方が可愛い”なんて思ったりしています。
投稿: ogin | 2008年10月29日 (水) 22時51分
oginさん
先日はどうもです。

やはりペットとの別れは非常に辛いですよね。あれがあると「もう飼いたくないな」と思ってしまいます。
でもペットから学ぶことも多いですけどね。
散歩のときは必ず見比べますよね。
「あの子、間抜けそうとか、弱そうとか」
投稿: takumi | 2008年10月31日 (金) 22時26分