物騒!
店の入り口のカフェで献立を考え、なかなか浮かばないアイデアにいらいらしながら、
書きかけの紙とペンをもてあそびながら、ふと店の外に目をやりました。
すると見慣れぬ作業着を着た2,3人がウロウロしています。
「何々?」
と思いながら、もう少し時間をかけて見ていると、やがて分かってきました。
事件があったときにやってくる鑑識たちの制服です。
首からはカメラをさげ、読めませんが防止と背中には刺繍があります。
おそらく金糸で「愛媛県警」と書かれているはずです。
「絶対事件だ」
と勝手に決めつけ、表に出てみると、数人の鑑識さんと数台の覆面パトカーらしき車が並んでいます。
お向かいの建物やその周りをぐるぐる回っていますが、まさか
「どうしました?」
とお向かいさんがいる前では聞けません。しかし、しばらくすると前の飲食店の顔なじみの社員さんが近寄ってきて、
「泥棒に入られたんですよ。これで2回目です。今回は鍵も二重にしていたんですが、切られちゃって・・・」
と困り果てています。何と物騒なことに泥棒が入るなんて!
しかもこんなに近所に!取られたお金はつり銭と売り上げらしく、どの程度かは分かりませんが、困るもの無理はありません。
「本当はお金は置いておかないようにと指導しているのに、事務所が離れているので、社員が嫌がるんですよ」
とその方は話しておられました。
その後鑑識さんの中に知り合いが1人いて、話を聞いていると
「不思議なんです。こういった物取りは、1軒だけに入るのではなく、まとめて何軒かやるのが多いのです。しかし今回はここだけ・・・」
と意味深なことを言っていました。何か複雑なことがあるのか!
その人に
「うちもこの前いたずらされて・・・」
と偽予約の件をお話してみると
「それはあれでしょ?あなたが女遊びをして、すぐに捨てて、恨みでも買ったんでしょう?そう、そういうのは恨みが原因です」
とのこと。
なんてひどいことを言う人なんでしょう!「そんなわけ無いじゃないですか、この私が!」と反論いたしましたが、面白そうに笑っていました。
ちなみにこの鑑識さん、同い年くらいの女性です!
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