驚きの!
ワーキングホリデイ
聞いた事があるでしょうか?
私の同級生にはこの制度を利用して、海外へ羽ばたいていった人間が数人います。
そしてそのほとんどが何らかの形で、永住できるようになって現在日本にはいません。
私が知っている限りでは、この制度はただの就学ビザではすることのできない仕事をしながら、留学できるというもので、
以前に聞いた話では、オーストラリア、ニュージーランド、カナダがこの制度を日本人向けに適用しているということでした。
先にもお話しましたが、知っているのは行った人の事だけ。
オーストラリア人が留学してきたなんて話は聞いたこともありません。
ところがひょんなことから、当店にワーキングホリデイの留学生が働きに来ることになってしまったのです。
しかもフランス人!
「何で?」
と思いませんか?私が一番思います。日本にフランスからやってきて、なぜ松山を選ぶのか?そこが一番不思議なことです。
ミシュランの星がいっぱい付いたレストランがある東京ならまだしも、一地方都市に過ぎないこの田舎ですから・・・
あるお客さんから紹介されて、フランスの調理師学校を出ているので、勉強させてもらえないか?
との相談を受け、
「本当に来るのかな?」
と半信半疑のまま、何度か行き来してもらい、今月はアルバイトという形で昨日から店に入ってもらっています。
どうも知人が松山にいるという事で、そんなつてからやって来たそうです。
我々と同じ白衣を着てもらい、仕事は非常に真剣にこなしてくれています。
ところが一番厄介な問題が・・・
やはり言葉です。これが全く通じないのです。
こっちも英単語なら知っているものの、フランス語となると知っている単語すらなく、身振り手振りだけで仕事をしてもらっている、とんでもない状態なのです。
我々はまだしも、来てくれている彼に、本当に申し訳ないのです。
異国の地で、全く言葉の通じない職場でやれるものなのか、お互いに不安です!
やってもらう仕事が終わったので、帰ってもらおうと思って
「フィニッシュ」
といっても、笑顔で
「まだ大丈夫です」(この日本語は知っているようです)
と答えられますが、帰ってもらわないわけにはいけません。ですがそれから先が続かないのです。
最初の日に、賄いで丼をつくり、食べ方を教えたら、日本の食事はすべて丼だと思ったのか
魚の煮付けもご飯にかけるし、筑前煮もご飯にかけて丼にして食べちゃいます。
(それ美味しいか?)
と思いますが、なんとも説明のしようがありません。
これは分けてたべて、これは一緒に食べて。なんていえないですから。よくよく考えると、簡単に分類できないものですよね。日本人なら今までの生活の中で知っていることなのですが・・・
しかし彼はけなげにも
「美味しいです」
と笑顔で覚えたての日本語でお愛想してくれます。
もう少しだけ言葉が通じれば、コミュニケーションが取れるのですが・・・
応援したい気持ちがいっぱいなので、何とか頑張ってもらいたいものです!
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( ´_ゝ`)ノボンソワール♪
すごいですね~
きよみずさんも国際的になりましたね。
言葉が通じないのは、とっても不便だけれど頑張って日本料理の素晴らしさを教えてあげてください。
いつの日か“きよみず”さんの味が世界に羽ばたくのですね。
楽しみです。
会話は笑顔とボディランゲージ、最終的には絵を描けば何とかなるのですが(お店でもごくたまに日本語の話せない外国の方がいらっしゃいますから、この手でいってます)
お料理を教えるというのは難しいでしょうね。
『見て覚えろ!』というしかない???(笑)
後になりましたが
あけましておめでとうございます。
今年も“二代目の独り言”楽しみの読ませていただきます。
おせちも大変美味しかったですよ~
アッと言う間に無くなってしまいました。
ご馳走様でした(ペコリ)
投稿: ogin | 2009年1月 9日 (金) 21時06分
>ogin さん
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
言葉って本当に重要だなってこんなときに感じます。
でもお互いが歩み寄ってますし、彼も勉強する気があるようなので、今のところうまくやっております。
続けてくれることを期待しています。
おせち料理、ありがとうございます。
励みになるお言葉、恐縮いたします。
投稿: takumi | 2009年1月 9日 (金) 21時33分