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2009年2月 3日 (火)

アルツハイマー

きよみずでは営業にかかわるたくさんの洗濯物が出ます。

まずおしぼり。

開店以来、当店では自分たちの手で、お客様を思い、おしぼりを巻いています。

そして調理場で料理に使う布巾。

そして器を拭いたりする布巾。

と大体3種類に分けられています。

洗濯物もこれらを分けて洗うわけなので、3回洗濯機を回さないといけません。

そして調理場の布巾と器を拭く布巾は洗ってすぐに乾燥機に入れます。

以前は家庭用の乾燥機を使っていたのですが、まったく時間がかかる上に、すぐに潰れてしまうので、15年ほど前からはガスで乾かす業務用の乾燥機が導入されています。

これにしてから故障も少なく、乾きも早く、さらにはしわにならないという利点までありました。

さて、この仕事を担っているのは母である女将。

ところが昨年暮れあたりから、再々乾燥機が回ることなく、ビチョビチョに濡れたままの布巾が乾燥機内に放置されたまま、朝を迎えることがありました。

私や若い子が布巾を取り出しに行くわけですが、手を突っ込んで

「あれ?」

と思い、仕方なくもう一度乾燥機を回すのです。

今年に入ってこの出来事が頻度を増し、母に

「しっかりしてよ」

と言ったのですが、昨日またまた乾燥機が回っていませんでした。

母が出勤してきて

「また、回ってなかった?タイマーをセットしたまでは覚えているのに、それから・・・」

とかなり自信なさげです。

それにしても頭がおかしくなった風でもないのに、そんなに回し忘れることがあるものだろうかと、ふと思いました。

かれこれ何十年と繰り返してきたこの作業ですから、忘れようにも忘れれるわけもありません。

むしろ回さなくてもいいのに、ぼけて回し続けることがあったとしても・・・

私は「はっ」と気づきました。

今朝、出勤してみてつけっぱなしのはずのPCが電源が落ちていました。

こんなことが実はたまにあって、母が触って閉じたか、勝手にプログラムの更新でもして、シャットダウンしてしまったのかくらいに思っていましたが、ようやく気づきました。

寒くなってきて母がテレビをつけて、エアコンつけて、電気温風器をつけて、電気毛布を入れるようになってから、電気の消費量が増えすぎて、再々ブレーカーが落ちるという話をしていたのです。(ごもっともな話です)

それです。ガスで動いているとはいえ、本体をつかさどっているのは電気で、ガスは温度を上げているだけなのです。

母はそれに気づかず、落ちたブレーカーを上げる作業だけして、乾燥機を回し直しには行ってなかったのです。

ということでまだ、アルツハイマーではなかったようです。

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