さすがに!恐るべし。
自慢ではありませんが、松山でうちの店ほど、お客さんの口も目も肥えた店は、そう無いと自負しております。
お客様も「おいしいものを食べたい」という一心でご来店くださるわけで、そういう意味では、本気でご来店くださいます。
ですからもちろんではありますが、我々店側の人間も真剣勝負で挑まなければなりません。
以前お客さんから
「いろんなお店行くけどね、やっぱり間違いが無いのはここやな。でもな、これってすごく重要なのよ。がっかりだけはしたくないからね」
ありがたいお言葉でしたが、背筋が寒くなるのを感じました。
下手打つわけにはいけないのだと・・・
人間ですから、失敗もありますし、調子が悪いときもあります。それを最小限に抑えれた人が、どの世界でも一流と言われるのでしょう。
昨日、幕の内弁当担当がお休みしていたので、我々が彼の書いた献立をもとに、ほとんど仕込まれてあった料理を仕上げて、盛り付けました。
今日分かった話ですが、その料理を食べた(見た)お客さんが
「いつもと、盛り方というか切り方が違う」
と一言いったそうです。もちろん、それが悪いとか、どうとか言っているわけではなく、
いつものスタッフが休んでいることを見抜かれたそうです。
なかなかたいした気持ちで食事に望まれているものだと、驚きました。
味噌汁1つでも
「いつもと味噌が違いませんか?」
と試しに買ってみた味噌を使ったときに言われたりすると
(自分でも気づかないかもしれないのにな・・・)
と思うことも・・・
お客さんは間違いなく一流です。
我々も全員、もっともっと高いレベルを目指していかなければ、いずれ見放されてしまいます!
この記事へのコメントは終了しました。
コメント