お茶
ひと月振りくらいに、お茶のお稽古に行きました。
毎週
「今日こそはお稽古に」
と思うときに限って、遅めのお昼のお客様が来られたり、忙しかったりしてなかなか出向くようになっていないのが、このところの傾向です。
今日もお昼のお客様がお1人遅れてこられて、他の方はお料理を食べ終わっているので、また最初からコースを作らないといけないわけで
「ちょっと無理かな!」
と思っていたら、何とか間に合い、いくことが出来ました。
昔は根を詰めてお稽古したものですが、最近は本当にチョロチョロで、稽古に行っても、昔の稽古の貯金をきりくずしているのが明らかです。
「こうだったのかな・・・」
なんて感じで、記憶をたどりながら恐る恐る(感覚で)ですから。
記憶をたどるうちに、1つ思い出したことが。
昔、お茶を飲むとき、どうしても静寂の中で、口に含んで飲み込むと、小さいながらも「ゴクン」という音がでるのが気になってしょうがありませんでした。
人の音を聞いて「自分は何とか出ない様に」と思うのですが、たぶん同じことになっているような。
そんなことは、とうの昔に忘れていたのですが、今日稽古に行って、お茶を一口いただいたときに思わず
(ゴクリの後に)「はあぁ」とため息じみたものが出たことに気づいて、恥ずかしくなり、そういえば思い出してしまいました。
以前は静かな中で、一挙手一投足が音となって現れる、その緊張感に興奮したものですが、そんな感覚は無くなりつつあります。
若いからこそ感じていたことなのかもしれません。もう15年位前の話になります。
« このごろブームの・・・ | トップページ | 鴨南蛮 »
« このごろブームの・・・ | トップページ | 鴨南蛮 »
コメント