ゲリラ豪雨
日本各地において「ゲリラ豪雨」と呼ばれる局地的な大雨が多発していると言うニュースは以前から聞いていました。
昨年の東京における下水道管の事故なども記憶に新しいところです。
今朝、松山でもそれに近いのではないかと思われる豪雨が降りました。
私が朝食を食べて、出勤の準備をしようとしていた頃、すでに雨は降っていました。
その時、父から電話があり
「時間があったら、パンを買ってきてくれ」
と言います。おそらく少し早めに調理場に入り、仕事をしていたのでしょう。
(それは早く家を出ないと間に合わない)
と思い、支度を整え玄関を開けてみると、雨が部屋の中まで吹き込んでくるくらいの大雨です。
妻に
「おいおい、これはいかんでな!」
と言うと
「車で送ろうか?」
と言ってくれましたが、その準備をするとさらに遅くなるので、
「どうせ着替えるから、大丈夫」
と言って傘をさして飛び出しました。
出たはいいものの、一瞬先が見えないくらいの横殴りのすごい雨です。
マンションの廊下でさえ、傘をさして歩かないとびしょ濡れです。
マンションの前の道は完全に冠水しています。車ものろのろしか走っていません。
合羽を着た高校生が頭を下げながら雨をよけ、ずぶ濡れになって登校している姿も見えます。
(こんなときにパンだなんて)
とも思いましたが、お腹が減っているでしょうから、行かないわけにもいきません。
遠回りしてパン屋に到着しますが、店に入ることをためらう位、全身濡れています。
パンを取る手からも水が落ちますから、パンをぬらさないようにするのに気を使います。
無事パンは購入し、大通りを店に向いて進むと、通りの2箇所ほどのマンホールで、水が噴出しています。
ニュースで見たあの光景と同じです。マンホールの穴から勢い良く、水が飛び出ています。
これで蓋がはずれれば、まさにあの時と同じです。
(怖い、怖い)
と避けながら、店にたどり着いたときには、パンツも靴下も全てびしょ濡れでした。
置いてある下着に着替えて事なきを得ましたが、それが無ければ往生するところでした。
こんなとき実家が職場でよかったと思える瞬間です。
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