火が消えた!
今日の午前中、土佐酢を使ったゼリーを作っていたときのこと。
火にゼリーをかけたまま、後ろを向いて違う作業をしておりました。
一度ゼリーに目をやりましたが、まだ沸きそうにありません。
もう一度目を離し、その作業を続けました。
しばらくして
(あれ、何か気にしてた様な)
と不安な気持ちになり、すぐに
(酢の火!)
と気づき、あわてて目をやると火が止まっています。
(あれ、誰かが消してくれたのかな?)
とあたりを見回しますが、誰も私と目をあわす人はいません。実際人の気配もありませんでした。
いつもは嫌みったらしく、私が
「沸いてるよ」
とか言って、他の子がつけた火を切ることがもっぱらです。だから今日は何も言わずに嫌味仕返されたのかなと見回しますが、どうもそれらしき感じはありません。
もし消してくれた人がいたら、お礼ぐらいは言わないといけないのにと思いながら、ほかのことをしたり、洗い物を出したりしながら、若い子達を見ますが、やはりそれらしき目は見当たらないのです。
(あれ、ひょっとして無意識のうちに消したかな?)
こんな思いが大きくなってき始めた頃、何かガス臭くなって
「あれ?」
と思いコンロを見てみると、ガスが全開のまま、火が消えているではないですか!
そこはさっきまで酢ゼリーがかかっていたところ。
慌ててガスを切り、コンロを見てみて、やっと分かりました。
ゼリーが吹きこぼれをして、自然に立ち消えし、私もそれに気付かず、鍋だけはずして、ガスは出っ放しだったわけです。
火は誰が消したのでもなく、ゼリーが勝手に消したわけです。
しかしこれが完全に忘れていたとしたら、火は消えてガスが充満して、次に瞬間には一酸化炭素中毒とかガス爆発なんてことも、全くないとはいえません。
大げさですが、少し怖い出来事でした。
大体吹き零れると「ジャー!」とか大きな音が出るのですが、近くにいたのに、無音でした。
ただ、この出来事を知っているのは私だけですが・・・
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