松茸
今年初めて、国産の松茸が入荷いたしました。
八百屋さんは長野産と岩手産を持ってきましたが、岩手産のほうが物がよさそうだったので、そちらを選びました。
新聞には
「今年は中国産の出回りが多く、さらに景気が悪いこともあって、松茸が安値で取引されている」
という記事が出ていましたが、なるほど、国産のものも若干安めで仕入れることが出来ました。
あくまで憶測でしかありませんが、岩手や長野なんてものが松山に入ってくると言うことは、
それらは一度必ず東京や大阪の大きな市場に出荷されているはずなのです。
そこで売れなかったものが、松山のような小さな市場に流されてきて、されに安い値段で取引されるといった具合なのです。結局不景気なんです。
へたしたら、岩手から築地に入り、さらに大阪経由で松山にやってきた可能性もあります。
田舎は物が入手しにくいという悪い点もある反面、安いものが手に入る可能性もあるわけで、ここらあたりは何ともいえないところです。
一番問題なのは国産だと言って摑んで、実は外国産だったと言うやつ。
今でこそ敏感になって、罪の意識も出てきているでしょうが、数年前くらいは普通にあったような話です。
買ってみても
「何か香り悪いな。物もようないな」
と確証なく疑わざるを得ないような物を、年に1度くらい目にすることがありました。(そんなときは思い切って返品します)
また、外国産の松茸を買ったら、茎と頭の部分を釘でつないでいたりしたものもありました。
はずれてしまうと安くなるのと、目方を増やすのが目的です。
それにしても、最近あんまりお客さんも
「松茸、松茸」
言わなくなってきた様に思えます。
一時、あまりに高価すぎて、離れてしまったのか、安いものがスーパーで簡単に買える様になったので、ありがたみが無くなってしまったのか・・・
という私も別に食べなくても何ともない人種の1人なのですが・・・
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