すばらしい!
うちにバイトに来ていて、来年就職予定の調理師学校の学生さんがいます。
彼が1ヶ月くらい前
「あの、来月、大会があるんで、1週間ほど休みたいのですが・・・」
というので、あまり何も聞かず
「ああいいよ。好きにして」
と言っておりました。後々考えてみると
(大会って、何?)
と思いましたが、いまさら聞けず、とりあえずお休みということで・・・
それが次第にその「大会」の意味が明らかになってくる事に。
何でも学校内で書類による予選があり、そこで学校の代表になった人には、地区予選というものがあり、基礎的な料理技術を競い合い、さらに本戦に進む選手を選ぶ、この「地区予選」というのが彼にとっての「大会」だったようなのです。
その大会の課題が、かつら剥き、出汁巻き、六方(芋を六角形に剥く事)なんだそうです。
ということで、これをうちで練習させてくれ。というのです。
うちは芋はお弁当に使えるし、出汁巻きはおかずで食べますし、大根は使えなくても値段はしれているから
「いいですよ」
と返事をすると、まじめな彼は次の日からバイトにではなく、練習にきはじめました。
何回か来ましたが、それなりに練習しているようで、なかなか出来ます。
しかし予選を通るのは地区でたったの5人。
学内の予選を通過して代表できている人5人ですから、なかなか熾烈です。
そして昨日が大会の本番。
今日になってそのことを思い出し
(どうだったかな?)
と心配しておりましたら、夕方彼がお土産を携えてやってきました。
そして、手には準優勝の賞状。
うれしそうでした。これで2月にある本戦に出場することが出来るそうです。
そして今度は本当の料理を作るようです・・・
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