焼き蟹
2日続けてのお客さんがあったので、後に日を焼き蟹コースをしてみました。
昨年、京都で研修をした焼き蟹が為になったかどうかは分かりませんが、アイデアにはなりました。
とは言え、ここは松山。焼く蟹は松葉ガニではなく、もちろん渡り蟹!
松葉やタラバは主に足を食べるのに対して、渡り蟹は胴に可食部が集中しています。
そして胴が筋によって細かい部屋に分かれているので、盛り盛り食べるという蟹でないのは事実。
身を「せせりながら、せせりながら」と言うのが正直なところです。
で、胴を4つに割って、目の前の火鉢で、殻面から焼いて、表面もさっとあぶります。火が通るか通らないかぐらいで、焼き上げます。
味噌も子も一緒に焼きます。
残念ですが、味噌はちょっと流れてしまいます。
それでもお客さんその味噌をすすり、すすり、身をほじりながら
「美味しい、美味しい」
と言って大絶賛でした。
途中、キノコと芋と鯛の一夜干も焼き、満足していただきました。
京都で食べれば5万、松山で渡り(蟹)にすれば、1,2万です。大きな違いです。
私もそれを見なが
(私もこの蟹を食べながら、少し冷やしたモンラッシェでもあれば、この世で一番幸せだが・・・)
などと妄想してしまいました。
香ばしい殻の焼けた香りと、樽の焼けた香り。
蟹の身のナッツ系の味に、これまた白葡萄由来のナッツの匂い。
ベストマッチでしょう!!!ああ・・・(涎)
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