ひーイイ!
明日の朝の料理に使う大きな平目が夕方魚屋さんから入荷しました。
このところ天候が不順で、魚の仕入れがおぼつかないので、あったときにはとにかく買ってしまわないと、料理が出来ない状態に陥ります。
そんな理由から、明日の朝でもいい魚を夕方に網元のような仕事もしている魚屋さんからダイレクトに買ってしまうのです。
しかし値段は分かりません。こういう仕入れは決まって翌日の市場の最高値で買うのが慣わし。
しかしいい魚の先取りをするにはこれしかありません。
そんな独特の仕入れがアダとなってしまいました。
夜の片づけをしながら、若い子3人が平目を眺めてお話をしていたそうです。
すると何となく平目が不穏な動きを見せます。
若い子達も何かを感じたのでしょう。目を離せなくなったそうです。
その瞬間
「バクッ!」
と大きな口をあけたかと思うと、近くにいた30センチはゆうにあろうかという大きな鯵を丸呑みしてしまいました。
「あああ・・・」
言葉にならない若い子達が、慌てていますが後の祭り。
お腹がパンパンに張った平目は悠然と呼吸を整えているようでした。
明日の朝仕入れたのであれば、こんなことにならなかったのに、1500円はしようであろう鯵を食われちゃいました。
高値で買った平目がさらに高く!
しかしそれをお客様からいただくことは出来ません・・・
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