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2009年12月 9日 (水)

壬生菜

京野菜の1つで、葉物野菜である壬生菜。

丸水菜とも呼ばれ、とてもメジャーな京野菜であります。

とは言え5.6年前まではかなり高価な野菜で、そう簡単に使えるような代物ではありませんでした。

ところが生産量を拡大したのでしょう。近年ではほうれん草と対して変わらないような安価で取引されるようになりました。

こうなると歯ごたえも良く、味もいい壬生菜を使いたい気持ちになるのも、しごく当然の話。

冬になると必ず献立に入れるようになりました。

さらに、松山の農家でも作っているところが出てきています。

松山で作っても「壬生菜」と呼んでいいものかどうか定かではありませんが、とにかく作られています。

作っている方は昔からの知り合いで、大きな畑を持ち、主に葉物の野菜を作っています。

先日、店に来られて、いろんな話を聞かせてもらいました。

この方を私はすばらしいと思うのですが、農家の方は意外と

「良い物を作りさえすれば(高くても)いい」

とか

「美味しい野菜がなぜか高く売れない」

とか

「形が悪くても味はおんなじ」

なんて考えている人がいたりします。しかし我々買うほうからしてみると、やはりいろいろな基準があるわけです。

形もそれなりのものじゃないと、仕事しづらかったり、値段もそれなりじゃないと、儲けられなかったり・・・

そこまでやはり考えてもらわないと使えない。

先述の私の知り合いの農家の方は、そんなこと全てを含めて、如何にすれば農業が商売になるか?ということをテーマに据えた上で、農業をされているように思えるのです。

安くないと絶対売れない。しかし農家も儲けないと食べていけない。

農薬を安易に使うと、もちろん弊害が多い。

など、トータル的に考えて、農業をされています。

ですから、新しい作物への関心もかなり高いし、研究熱心です。

この方をみていると、やはり努力しないと何でも上手くは行かないものなのだと痛感させられます。

で、作る野菜はやはり美味しいのです。さすがです!

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