緋の蕪と大根
伊予名産緋の蕪漬けとは地元では有名なお漬物です。
伊予緋という品種の赤カブをダイダイ酢を使って漬ける、すっぱい漬物です。
当店でも8,9年ほど前から漬け始めて、おせち料理の一品とするようにしています。
その漬け込み時期が12月の中旬。
生産量が限られているので、大きな業者さんとの取り合いになります。
その緋の蕪が今日入荷して、薄く皮を剥き、塩漬けにします。
時を同じくして、沢庵用の大根も入荷しました。
こんなときに限って気温が下がり、水が冷たくなってしまいました。
洗われる大根にはいいことでしょうが、洗うほうの立場としてはお気の毒としか言いようがありません。
50本全てを洗い終わったときには手が真っ赤になっていました。
もっとも洗ったのは私ではありません!
大根はベランダで縄梯子のようにされて干されています。
部屋から見える吊ってある大根を見ると
「年末なんだな・・・」
としみじみ思います。
仕込み等々、非常に追い込まれています!
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